おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを随時更新中です!

読書

「ぐうたら旅日記」(北大路公子)、旅先で出会って令和で最初に読んだ一冊

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」 ゴーデンウィーク前半は、一人九州の故郷へ帰省した。年老いた父が一人暮らしをしているのだが、体調がいまひとつのようだったので急遽帰省することにしたのだ。急遽帰省することになったので、夫婦二人のチケットは…

悲しいのに温かい「さざなみのよる」(木皿 泉)

年老いた母が無くなったのは、数年前の年明けすぐのことだった。体調を崩して数ヶ月入院していたが、最後は苦しむこともなく眠るように旅立った。昔で言うところの老衰だろうか。最後まで家族想いの人だった。 本人の意向で家族葬にしたのだが、これが大間違…

デジタル社会の怖さを感じる「ウィザードグラス」(根本総一郎)

電車に乗ると周囲はスマホを扱っている人だらけ。今や当たり前になった光景だ。車内に大勢の人が居るにも関わらず、じっと黙ってスマホの画面を見ている姿はある意味で壮観だ。 私はルート検索やスケジュール確認以外ではあまりスマホを使う方ではなく、電車…

読むと元気が湧き上がる!「下町ロケット ヤタガラス」(池井戸潤)

入社式や入学式が終わり、新入社員や新入学生が期待に胸を膨らませて歩いている様子は、見ているだけでも微笑ましいし元気が出る。好奇心で目を輝かせている姿もまた、その先にある希望のようなものを感じさせられて良い。 希望と言えば、最近では「小惑星探…

読んで元気をもらえる一冊、「がんこスーパー」(山本甲士)

今日から新年度となり、来月からの元号も「令和」になると発表された。元旦と4月1日は一年の中でも色々な意味で区切りの日だが、桜咲くこの季節は初々しい新入社員や新入学生が街を軽やかに歩いているので、ウキウキとした記文にもなることが出来る。 読書好…

スピード感があって一気読み!「嘘ですけど、なにか? 」(木内一裕)

もうすぐ4月1日。学校は新学期になり、企業的にも新年度を迎える会社が多い。大晦日から元旦にかけて新年を迎える時ほどではないが、新たな学年や年度を迎えることで、気分も切り替わるタイミングではないだろうか。日本にはこういった物事をリセットするこ…

思わず胸が熱くなる一冊、「ひとつむぎの手」(知念 実希人)

最近、めっきりと涙もろくなった。先日も児童養護施設出身者の講演を拝聴する機会があったが、ご本人が警察に保護される場面の話では思わず涙を流してしまった。それ以外にも、頑張っている若い人の話を聞くだけで涙をこぼしそうになったり、ちょっとしたこ…

愛情の深さと怖さを教えてくれる一冊、「たとえば、君という裏切り」(佐藤青南、 栗俣力也(原案))

人の心は分かりにくい。言葉でキチンと伝えられたとしても、それが本当のことだとは限らない。相手を騙そうと思って嘘をついているかもしれないし、気を使って本音を隠しているのかもしれない。たまに本音をズケズケと言う人に出会うことがあるが、果たして…

ミステリーの衣をまとったラブストーリー「たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に」(佐藤青南、 栗俣力也(原案))

「嘘つきは泥棒の始まり」とは昔から言われている格言だ。「平気で嘘を言うようになれば、良心がなくなって盗みも平気ではたらく人になる」という戒めであり、「だから嘘をついてはいけないのだ」となる。 一方で「嘘も方便」という言葉があり、こちらは 「…

「サイレント・ヴォイス 〜行動心理捜査官・楯岡絵麻」(佐藤 青南)

人間関係に悩む人は多い。働いていても学生であっても、人間関係で悩みがないという人は少ないだろう。大なり小なり、何かしらの苦労や悩みを抱えているのではないだろうか。 そのなかでも「相手の本音が分からなかった」ということや、「こんなはずじゃなか…

「編集者ぶたぶた」(矢崎存美)、今回も心あたたまる一冊

「10年ひと昔」というが、20年ならさしずめ「ふた昔」ということだろうか。時が経つのは早いが、20年前だと色々なことがかなり変わってきているものだ。 20年前といえば西暦で1999年。2000年問題が取りざたされたり「リベンジ」という言葉が流行ったり、携帯…

「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 」(志駕晃)

スマホは便利だが扱いがやっかいだ。やっかいだというのは使い方が分からないということではなく、落としたらたいへんだなという意味だ。アドレス帳管理はもちろんのこと、銀行振込やネットショッピングなどもスマホを利用しているので、落としたら個人情報…

「アンガーコントロールマネージメント(戸田 久実(著))」、怒りをコントロールして心穏やかに過ごす

「弱い犬ほどよく吠える」という諺(ことわざ)がある。諺というよりも、自然界の事象を人間界に当てはめた言葉なのだろう。実際に子どもの頃に飼っていたスピッツは、昼も夜もちょっとしたことで激しく吠えてご近所に迷惑をかけていたと思う。当時は室内で犬…

「定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書) 新書」(楠木 新)まずは一度読んでみる価値ありの一冊

新入社員の頃、定年間近の係長さんにとても可愛がってもらっていた。今から30年以上前の話だ。私は直属の部下ではなかったのだが、何かにつけて気にかけてくれた。仕事で悩んで落ち込んでいると、「まずはたくさん食べて、たくさん寝なさい」などと何気なく…

じわっと心が暖まる一冊「向田理髪店」(奥田英朗)

近所の理髪店が大好きだった。老夫婦が営んでいる理髪店で、飛び込み客は受け付けないという完全予約のお店。完全予約と言っても、土日は予約でいっぱいだったが平日は空いている。それでも常連客以外は、どんなに空いていても予約をしないと理髪をしないと…

今年も「ブクログ」で読書記録を続けようと思う

今週のお題「2019年の抱負」 昨年夏からスマホを極力使わないようにしている。世の中では「20ギガまで使える」だとか「ほぼ使い放題」だとか、ネット接続を後押しするサービスが増えているが、それに思い切り逆行している。理由は簡単、本を読む時間が少なく…

「生きていてもいいかしら日記」(北大路公子)、心がほぐれる素敵な一冊

本好きなので、外出すると書店を覗く。そういう方は多いだろう。私もその一人だ。好きな作家さんの最新作を探したり、その書店の特色を出した企画コーナーや平台を覗いたりと、書店の棚を眺めて歩くのはとても楽しい。 書店によって書籍類の陳列方法は様々で…

秋の夜長にこの一冊を。「イノセント・デイズ(早見 和真)」

今週のお題「読書の秋」 涼しくなるに従って読書量が増えてきた。季節的に読書量が増える秋だからということもあるが、スマホやPCから少し距離を置くようになったのも大きな要因だ。最近ではブログの更新もままならないが、その分大好きな読書に没頭する時間…

DIME最新号の付録は使って楽しい『ルンバメジャー』

付録目当てで雑誌を買うことはほとんどない。しかし、買おうかどうしようか迷った時に、付録が充実しているとついつい買ってしまうことがある。今回もそんな「付録が決めて」で買った雑誌だが、もちろん内容も充実していた。 「DIME12月号」は秋の新商品ベス…

「今だけのあの子」(芦沢 央)

読書の楽しみ方は人それぞれだ。外国作品の翻訳物が好きな方もいれば、サスペンス物が好きな方もいる。また、新しい知識を得るために新書を読むのが好きな人もいれば、コミックエッセイで楽しみたいという人もいる。「読書」という言葉ひとつをとっても、そ…

旅先で書店に入ると書籍との不思議な出会いが待っている

出張や旅に出たときには、時間をつくって地元の書店を覗くことにしている。書店だと売っている本はどこも同じだと思われがちだが、お店によってオススメの書籍が違ったり力を入れている棚があったりとまちまちだ。また、土地土地によってその内容も異なると…

【新刊紹介】「佐藤ジュンコのおなか福福日記 (手売りブックス)」(佐藤ジュンコ)

旅の記憶は食べ物とリンクしている。だからこそ、旅での食事は手を抜いてはいけない。旅の思い出は、その場所での食事が旅先の名所旧跡や景色などに紐付けられていることが多いからだ。 毎年何回か家族でささやかな旅をするが、観光地での思い出もさることな…

「悪いものが来ませんように」(芦沢 央)

子どもの頃から本好きで、やんちゃ坊主だった割には図書館で本を読むことも多かった。その頃もそうだし今もそうだが、お気に入りになった特定の著者の物語を次々と読むということが多い。というよりも、面白いなと感じた著者の作品をどんどん読みたくなると…

「真実の10メートル手前」(米澤 穂信)

書店に行くと最初に文庫本の平台を見る。平台とは書店オススメの本が表紙を上にして置かれている台のことだ。平台を見終わったら企画台と呼ばれるそのお店独自の書籍の台を見て、ひとしきり見終わったら雑誌のコーナーを立ち止まることなくざっと見る。それ…

「火星に住むつもりかい?」(伊坂幸太郎)、近未来を見るような怖さを覚える一冊

子どもの頃は夢のようなことばかり考えていた。宇宙人が攻めてきたらどうしようと怯えたり、超能力で物を持ち上げてみようと念力を送る練習をしてみたりといった具合だ。私が特に夢見がちな子どもだった訳ではなく、大なり小なりそういうことを皆が経験して…

「逢魔が時に会いましょう」(荻原 浩)、妖怪達がほのぼのと登場する心温まる一冊

昔はいたるところに暗闇があった。月が出ていなければ一寸先も見えないぐらいの暗闇で、逆に満月が出ていると月影が色濃く道端に広がっていたものだ。昔と言っても私が子どもの頃なので、今から40年から50年ほど前のことだ。九州の田舎町で育った私にとって…

「家族シアター」(辻村深月)、家族のあり方をしみじみと考えさせられる心温まる一冊

本屋大賞受賞作品はこれから読むとして、今回は本屋大賞受賞後に初の文庫化が行われた「家族シアター」を読んだ。書店の平台にずらりと並べられていたこの物語は、短編が7編収められた短編集で個人的には非常に感動し一気読みしてしまったほどだ。 この一冊…

「あずかりやさん」(大山淳子)心の中が暖かくなる素敵な一冊

今年の東京は春が一気にやってきて、勢い余って初夏になったりまた初春に戻ったりと落ち着かない。桜も一気に咲いて一気に散ってしまったが、それでも春の訪れというのは毎年理由なしに嬉しいものだ。 春になって暖かくなってくると、毎年不思議と読書量が増…

【新刊】「龍の耳を君に (デフ・ヴォイス新章)」丸山 正樹

86才で亡くなった母は、何につけても豪快な人だった。運転中にヒッチハイクーを見かけたら家に連れてきて食事をさせ、知り合いが怪我や病気をすると真っ先に駆けつけて世話をする。判官びいきというのだろうか、弱きを助けることを無条件で選ぶ人だった。近…

「キャロリング」(有川浩)、人と人との繋がりが素敵な物語

年末年始にはテレビでもラジオでも「占い」が大きく取り上げられる。来年はどうなるのか、今年はどんな年になるのかなど、情報番組やワイドショーなどで大々的に特集されることもある。また、世界情勢や日本国内情勢がどうなるかという大きな話から、生まれ…