日経平均株価が4万円台を突破したとして、ニュースでも大きく取り上げられていましたよね。また、そういったこともあって株式投資も話題が取り上げられることが多くなって、最近では小学生向けの株式投資セミナーなども開催されているのだとか。今後、年金受給額が減ってくることなども相まって、株式投資に対する関心の高さが伺えます。
私も10数年前からボーナスなどが出た際に少しずつ株を買っていて、現在は７銘柄300 万円弱を保有していますが、個人投資としてはそれほど大きな額ではなく、お小遣いをコツコツと貯めているという感じでしょうか。株で大きな利益を得ようという気持ちはなく、自分の趣味や生活でお世話になっている会社を中心に選び、応援するつもりで株を購入し株主優待をいただいています。そんな株との付き合い方もあるかと思いますが、そもそも「株」とは何かということについては一冊の本を読んで学びました。
私が最初に読んだのが、「いちばんカンタン！ 株の超入門書」という一冊。書店で株に関する本を探していた時に、一番薄くて一番読みやすかったのがこの一冊でした。そもそも株式とは何かという基本から始まり、証券会社への登録方法や実際の取引の仕方、「PER」「PBR」などの指標の見方やチャート分析など、わかりやすくイラスト入りで丁寧に書かれています。また、「儲けるだけが株じゃない」「初心者におすすめの株はこれ」「株で成功する人失敗する人」など、株式投資に対する心構えなども読み物として掲載されていて、株式投資への心の垣根が一段低くなる情報が書かれているのも特徴の一つです。株を始めるならまずはこの一冊だと思いますし、実際にシリーズ90万部の売り上げがあるというのも頷けます。
株で一攫千金ということはほとんどありませんし、逆に投資で大損をして貯蓄を減らしてしまった人の話などを聞くことが多いような気がします。株価が上昇しているからこそ株を始めてみようかなと思う方が多くなると思いますが、株価が上昇して利益を出すことだけを期待するのではなく、株主優待や配当も含めて長期的に総合的に考えることが一番大切なのではないでしょうか。そういったことを教えてもらえる一冊ですし、これから株の取引を行ってみようかなと思っている方にオススメの一冊です。
