連日ゲリラ豪雨に見回れている首都圏。傘が手放せない暑い夏となりましたが、今日は「幽霊の日」なのだそうです。
1825年（文政8年）の今日、江戸の中村座で四代目・鶴屋南北作の歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」が初めて講演されたのだそうです。「東海道四谷怪談」といえば、四谷左門の娘お岩が夫に毒殺されて幽霊となって復讐を果たすというお話。江戸の町に実際に起こった事件をモデルにしているのだそうですが、「番町皿屋敷」と混同してしまう人も少なくありません。私もその一人で、ついついお岩さんが皿を数えて「一枚足りな～い」と言っている姿を思い起こすのですが、それは番町の屋敷で働いていたお菊さんのお話。四谷怪談は夫に裏切られたお岩さんが主人公のお話です。
夏になるとこういった「怪談話」が出てくるのですが、これは「恐怖を感じると寒気がする」ことから、「寒さを忘れるために怪談を聞く」ということになったのだそうです。昔は暑くてもクーラーがあるわけではなく、蚊帳を吊って縁側で涼んでいましたので、怪談を聞いて寒くなるというのは効果があったのかもしれませんね。また、昔は辺りも暗くてひっそりとしている場所が多くありましたので、「何かがいる」という雰囲気があちこちにありました。
今では涼しく明るい部屋で過ごしている人がほとんどなので、怪談を聞いて涼む必要はないのかもしれませんね。怪談を聞いて怖くて怖くて、タオルケットを頭からかぶって震えながら寝ていた頃を懐かしく思い出します。
今日は週末金曜日。いまだに「会談」は苦手ですがお化物は好きですので、土曜日か日曜日には久しぶりにNetflixで「ゴーストバスターズ」でも観てみようかなと思います。ボップコーンは必須ですかね？
