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修理が難しい「プリーツ網戸の糸切れ」を自力で修理してみた

新型コロナウイルス対策として、小池都知事から外出自粛要請が出された今週末。必要至急の用事があるわけではなかったので、久しぶりに土日を自宅で過ごした。どうせ部屋にいるのであれば、先日壊れたプリーツ網戸の糸切れをしてみようかと思いチャレンジしてみた。

プリーツ網戸とは

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不二サッシのパンフレットから参照

プリーツ網戸はアコーデオン式の折り畳まれる網戸で、我が家は室内の小窓に不二サッシの片引きタイプが設置されている。アコーデオン式に折りたためるので窓がすっきりとする反面、手入れが少々面倒な上に開け閉めするために張り巡らされた「糸」が切れいると修理が難しく全取り換えになるというデメリットがある。

引き戸式の網戸に交換する場合には3〜4万円ほどかかってしまうが、糸が切れると全く機能しないため通常は全取り換えすることになる。見た目は良いが、メンテナンス的にはなかなかやっかいな網戸だ。

我が家のプリーツ網戸は2ヶ所糸切れ

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小窓に取り付けられたプリーツ網戸は表面に4本の横糸があるが、このうち2箇所が切れてしまった。何をしたわけでもなく切れてしまったのだが、取り付けて既に15年以上が経っているので経年劣化なのだろう。

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プリーツ網戸は上下の枠がなく左右の枠を糸がぐるっと回って引っ張っているので、糸が切れてしまうとこのように外れてしまって機能しない。今は虫が入ってくる季節ではないのが幸いだが、不便だし何よりも見栄えが悪くてよろしくない。いろいろと調べてみても「糸が切れたら全取り換え」という情報ばかりだだったので、問い合わせをする前に自分で一度修理してみようかなと考えた。

思い切って修理開始

調べてみるとプリーツ網戸に使われている糸は「ベクトランコード」というもので、バレーボールのネットやストラップなどに使われている特殊な糸だった。ところが通信販売でも売り切れになっていて、近所のホームセンターに行っても売っていない。

シンワ測定(Shinwa Sokutei) ポリエステル水糸 リール巻 ブラック 太0.8mm 270m 78484

仕方なく工事現場などで使う「シンワ測定 ポリエステル水糸 リール巻 0.8mm」を使ってみた。結果としてこの糸でも問題なく使えているので、あとは耐久性の問題だろうと思う。

また、枠の中で糸を固定するのに「丸型圧着端子」という部品が使われているが、手に入らなければ既存の部品に糸を結び付けても良いだろう。これも耐久性の問題が残るが経過を見てみたい。

枠を外す

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修理するためには左右の枠をどちらも外す必要がある。上下の枠は取り外さなくても良い。プラスドラーバーでネジを外せば枠は取り外せるので、枠ごと外して床に置く。

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枠の中をこのように糸が張られていて、金具に固定されている。網を固定している枠の上下にはプラスチックの部品が取り付けられているが、内側からドライバーなどで少しずつ押していけばスポッと外れる。無理にこじ開けたりすると割れてしまいそうなので慎重に行いたい。このプラスチックの部品を外すことで、枠の中に糸を張っていくことができる。

糸の張り巡り方を確認する

プリーツ網戸の中は3本の糸が張り巡らされていて、それが相互に作用することで開閉するようになっている。この糸の張り巡らされ方が非常に分かりにくくて、これを確認するのに1時間近くかかってしまった。外したプリーツ網戸では分からなかったので、他の部屋にある糸の切れていない網戸を半解体して確認したのが下の図だ。

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実は実施に手書きで作った図は修理後に誤って捨ててしまったので、今後のために記憶をたどって図を作ってみたものだ。もしこの図を参考にして修理をされるのであれば、図を参考にして糸を引っ張るなどの確認を行っていただきたい。

糸を張り直す

糸は網戸の網の面を縫うように張り巡らせていくので、糸の先を瞬間接着剤で固めたり糸に通したりして作業をすることをオススメしたい。針の糸を通す部分は水糸には狭いので、針を使うなら刺繍用の針穴の大きい針がオススメだ。

張り直す場合は切れた糸はそのままにしておいて、新しい糸を張り終わってから抜いた方が良いだろう。また、最後に枠を組み付けてから糸の張り具合を調整する必要があるので、糸は30cmほど長く残した方が良い。

組み直す

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枠を元どおり組み直し、ネジで固定すれば出来上がり。しかし、この時の糸の張り具合を調整するのがまた一仕事。慣れないこともあって1時間近くかかってしまった。

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調整は網戸側4箇所、網戸と逆側1箇所あるこの部分で行うのだが、糸が短いと引っ張られてしまうので長めに取り付けておくのが良い。また、張り替えた部分は仮固定しておいた方が最後の調整で楽かもしれない。

まとめ

作業は試行錯誤しながらだったので結局4時間近くかかってしまったが、プリーツ網戸の仕組みが分かったので次に修理をするときには1時間程度あれば出来そうだ。また、修理を行ってから水糸は問題なく使えているが、元々使われていたベクトランコードの耐久性には及ばないと思うので、入手できるときにベクトランコードを購入しておこうと思う。

DIYが好きな方や機械の仕組みなどを解き明かすことが好きな方には、プリーツ網戸の糸切れ修理はオススメだが、逆にこういったことが不得意の方は最初から網戸の交換を考えた方が良いと思う。修理にはかなりの手間と手先の器用さが求められるのではないかと感じた。

(本記事を読んで修理を試される方は自己責任でチャレンジしてください)