先日、所用で出かけた際に乗換駅でお昼時になったので、駅近にあるとんこつラーメン店「博多豚骨たかくら」に立ち寄った。近くに来たら必ず足を運んでいるお店だが、あっさり豚骨の「一番釜」、濃厚豚骨の「二番釜」、重厚豚骨「三番釜」まで好みに合わせて選べるのが良い。私がいつもいただくのはあっさり豚骨の「一番釜」なのだが、昔ながらのとんこつラーメンだなと思う。
私は九州の生まれ育ちだが、上京した1980年代は「博多ラーメン」や「九州ラーメン」と呼ばれていた。その後すぐに、インスタントラーメンの「うまかっちゃん」がブームとなり、東京でも次々ととんこつラーメン店がオープンして人気となった。一世を風靡したラーメン店「なんでんかんでん」も、店先に吊るしたちょうちんには「博多ラーメン」と書かれていたが、その後徐々に「とんこつラーメン」という言葉が一般的になってきた。
とんこつラーメンは元々「あっさり系」のラーメンだったが、今では濃厚豚骨や醤油豚骨などさまざまな種類のラーメンが登場していて、そこから派生したラーメンも数多い。私はラーメン通ではないのでその辺りの認識が誤っていたらご勘弁いただきたいが、個人的な好みとしてはあっさり系の豚骨ラーメンが好きで、今回ご紹介した「たかくら」や「一風堂」などで「味玉トッピング」をするスルッと食べるのが良い。
最近、こういったあっさり系のとんこつラーメン店を見ることが少なくなったので、見かるたびに立ち寄ってみたいなと思う。皆さんも豚骨ラーメンをお好きだろうか?