お酒を飲めない私にとっては、小粋な小料理屋というのにはあまり縁がない。一方で、カウンターに座って少しずつ美味しい料理を食べて、美味しいお酒を飲むというのは至極の時間なのだろうなとも思う。一人5千円から7千円ほどするというお店も多いが、それほど高い方には入らないのだろう。
そういったお店でも、ランチ営業では美味しい食事を手頃な価格で味わうことができるのがありがたい。仕入れた食材のロスや従業員のローテーションを考えると、元々は夜にお酒を出すお店ながらランチ営業をするというのは意味があるのだそうだ。また、ランチでお店に人が通ってくれることで、夜の飲み会でも使ってもらえる可能性が高くなるという効果もあるのだろう。
今回立ち寄ったは、東京・新宿からほど近い「初台」という駅の近くにある「こもれび」というお店。大都市新宿から徒歩で20分ほどの場所にあり、東京オペラシティという超高層ビルのすぐ近くにありながらも、昔ながらの商店会が広がる場所に一角にある小料理屋だ。片側一車線の道路から一本路地に入ったその奥にあるお店だが、日替わり定食や日替わり丼、上マグロの刺身定食など5品ほどのランチを提供している。
この日は日替わり定食の「豚肉の生姜焼き」をいただいたが、味も量も料金も言うことなしだった。お肉やお味噌汁が美味しいのに加えて、お米がとても美味しくて思わず唸ってしまった。料金も税込900円と質や量を考えるとお得だと思う。
美味しいランチはサラリーマンの活力。今日も美味しくいただきました。