子どもの頃から長距離走が苦手だった。短距離走は大得意で、運動会のかけっこでは常に1着だったのだが、持久走になるとてんでダメ。息絶え絶えになってゴールするのが常だったし、学校の持久走大会やマラソン大会の時には毎年「宇宙人が攻めてこないかな〜」と思っていたぐらいだ。
社会人になっても同様で、球技は大好きで野球チームに入ったりサッカーを楽しんだりしていたが、職場のマラソン好きがチームを作り駅伝大会やマラソン大会への参加企画を立ち上げる度に逃げ回るのが大変だった。それでも30代前半までは時々付き合いで走っていたのだが、たかが一人3kmぐらいのファミリーラン程度でも何回か歩いてゴールするほどだった。
ところが、ひょんなことで駅伝大会にエントリーすることになった。一人5km程度を走ってタスキを繋ぐと言うイベントだが、当初応援にだけ駆けつけるつもりが人数が足りないと言う話を聞いてよせば良いのに手をあげてしまった。最近、禁煙で増えた体重が順調に減ってきていたこともあり、また昔から苦手だった持久走にリベンジしたい気持ちがむくむくと湧き上がってきたのだ。
せっかくなので新たにシューズを購入し地道に毎週末走り始めたが、5kmとはいえ練習を始めるにあたってわかりやすい入門書を読んでみた。
ランニング好きの知人に選んでもらったのが、中野ジェームズ修一さんの「マンガでわかる新しいランニング入門 (IKEDA HEALTH BOOK)」と言う一冊。中野ジェームズ秀一さんは、青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導を担当していることで有名な方。初心者向けのランニング本として、とても分かりやすく丁寧に書かれている一冊だ。
私のように「まずは少し走ってみようかな」という超初心者向けの一冊で、マンガと解説とで構成されていてとてもわかりやすい。毎日のストレッチなども丁寧に図解されているので、「気持ち良く走ってみたい」ということを目標にするのにはとても良い。
本書はストーリに沿って解説されている。主人公の進藤 遥は同窓会で「太った?」と聞かれダイエットのために走り始める。しかし、ただ単に走っても長い距離を走れるわけもなく悩むが、そんな時に一流トレーナーの中野ジェームス修一氏に出会って指導してもらいうという内容だ。
■第1部 走るためのハードルを上げているのは自分自身?
第1章 痛めずに楽に走り始めるコツ
第2章 10km走っても苦しくならないコツ
■第2部 痛くならずにフルマラソンを完走する方法
第3章 長い距離に耐えられるカラダをつくる
第4章 レースが始まる前にすでに結果は出ている!?
超初心者向けなので、シューズの選び方や練習の始めかたなどが分かりやすく書かれており、「走ることの楽しさを知るための一冊」と言えるかもしれない。私もこの本を読んで走ることは楽しいことなんだなと言うことを知り、実際にここ一ヶ月ほどジョギングを楽しんでいる。この調子なら、駅伝大会もタイムはともかくとして一度も休まずに走れそうだが、それはまた機会を見てご報告させていただきたいと思う。
マンガでわかる新しいランニング入門 (IKEDA HEALTH BOOK)
- 作者: 中野ジェームズ修一,梓川ななぎ,あずさがわななぎ
- 出版社/メーカー: 池田書店
- 発売日: 2017/10/10
- メディア: 単行本
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