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健康を考えて走る「スロージョギング健康法」(田中宏暁)

ステイホームや近場へのお出かけが呼びかけられるようになり、ジョギングを始める人が多くなったようだ。特に春先に出された緊急事態宣言直後は特に多くて、マスクなしで公園などを走る人についての話題が増えたことは周知の事実だろう。

私はコロナ禍とは関係なく昨年秋からトコトコとジョギングを始めたが、緊急事態宣言発令以降は趣味のボウリングがやりにくくなったりしたこともあり、休日には欠かさずのんびりペースでジョギングを行うようになった。50代後半から始めたジョギングなので、無理せずゆっくりのんびりと景色を眺めながら走るスロージョギングだ。

走り始めた当初はいかに速く走れるようになるかを考えながら走っていて、ランニングの入門本を読んだり動画を見たりしながら自己流で調整。しかし、そのうち走ること自体が楽しくなり、会社帰りにランニング用のリュックを背負って帰宅ランを楽しんだり、旅先や出張先で旅ランをしたりと、距離ではなくて時間を決めてゆっくり走ったりするようになった。

それは「ゆっくり走れば体に良い」とする、スロージョギングを提唱した一冊の本に出会ったことがきっかけだった。

スロージョギング健康法

私が”スロージョギング”という走り方を知ったのが、 田中宏暁さんが書かれた「スロージョギング健康法」という一冊。田中さんは元福岡大学スポーツ科学部の教授で、2009年6月にNHKで放映された「ためしてガッテン」でスロージョギングを紹介し話題となった。残念ながら田中教授は2018年に逝去されたが、教授が提唱されたスロージョギング は一般社団法人 日本スロージョギング協会が世の中に広めるための活動を行っている。

スロージョギングは競技としてのランニングではなく、息の切れない“ニコニコペース”で長い時間走ることで健康増進を目的とした走り方だ。“ニコニコペース”の定義は「息が切れず話が出来るゆっくりペース」のことで、「ジョギング、ランニング=苦しい」という旧来からのイメージとは違う走り方だ。

“ニコニコペース”は筋肉に疲労が貯まらないペースであり、年令によって変わってくる。具体的にどれくらいのペースかというと、例えば50代であれば早歩きと同じくらいかそれよりも遅い時速5~6kmのスピードだ。それぐらいゆっくり走ったとしてもウォーキングの何倍も負荷がかかり、体質改善や内臓脂肪の燃焼を促すというものだ。

また、走る際には特別な道具やウェアは必要なく、さらには入念な準備運動も特に必要ないという手軽さが驚きだ。詳しくは本書及び田中教授のYouTube動画を参照していただきたい。

ランニングやジョギングというと「苦しいけれども頑張れば体を鍛えられる」というイメージを持ちがちだが、そうではなく「楽しくゆっくり走る」という方法があることを本書で知った。

私のように「スピードは出せないがジョギングで健康になりたい」とお考え方は、まずは走り始めるためのきっかけとして読んでいただきたい一冊だ。

スロージョギング健康法

スロージョギング健康法