今日週末金曜日。9月に入ってもゲリラ豪雨やゲリラ雷雨の被害が出ていて、まだまだ暑い日が続きそうですよね。それでもほのかに秋の気配は漂っているような気がする週末ですが、44年前の今日は、日本万国博覧会（大阪万博）閉幕の日でした。
日本万国博覧会は、1970年(昭和45年)3月15日から9月13日までの183日間行われ、延べ6422万8770人の入場者数となりました。大阪府吹田市の千里丘陵で開催された、アジア初であり日本初の国際博覧会だったんですよね。私はまだ小学生でしたが、三波春夫さんが歌う「世界の国からこんにちは」が四六時中テレビから流れていたような気がします。
万博では「人間洗濯機」や「ワイヤレステレホン」など未来の機械が展示されたほか、アポロ12号が持ち帰った「月の石」をアメリカ館で展示するなど、子ども心にもワクワクするような博覧会でした。南九州の田舎町で生まれ育った私には、大阪の万博会場に行くのは夢のまた夢でしたが、テレビで流れる映像には明るい未来が映し出されていたという記憶があります。現在は万博記念公園として太陽の塔などもそのままの姿で佇んでいますが、当時入れなかった塔の内部にいつかは入ってみたいなと思っています。
それから44年。一人一台ずつ携帯電話を持ち歩き、自動運転の車が道路を走り始め、空にはドローンが飛ぶ世の中になりましたが、あの頃感じていた「明るい未来」とは少し違う未来になってきているような気がします。「豊かさ」を感じるのはモノなのか、金銭なのか、精神的なものなのかは議論が百出しているところですが、子どもたちが「無条件でワクワクする」ような世の中になっていくと良いのだろうなと思います。
今日は週末金曜日。明日から三連休ですので、美味しいお菓子でも買って帰り、太陽の塔を見にいく旅行のプランでも立てたいと思います。
