台風の影響なのか、ここ数日は蒸し暑い日が続いていて夏バテしそうだ。こんな気候だと食欲も減退しがちだが、ランチで入ったお店で「そうめんセット」があるのを見て、そういえば今年はそうめんを食べていなかったなと思い注文した。そうめんと海鮮丼のセットはあっさりしていたが、バテがちな体に元気を取り戻すのにはうってつけだったような気がする。
子どもの頃は、夏休みになるとお昼ごはんにそうめんがたびたび出てきて、決まって塩むすびとセットだった。兄弟が多かったので、母からすればこのセットが手早く作れたのだろう。それ以外にもソーセージを焼いたものや唐揚げ、玉子焼きなども大皿に乗っていたので、プール上がりのお昼ごはんとして毎回楽しみにしていたものだ。
そうめんを食べると今でも塩むすびが食べたくなるのは、その頃の楽しい記憶とセットだからだろう。美味しいものは楽しい記憶と結び付くのだなと、改めてそう感じた。