手話講習会では実技を行うため、フェイスシールドや透明マスクを着用する。ある程度効果はあるのだが、不織布に比べると格段に心もとない。そこで、講習会の講師にオススメされた口元全体を覆うマスクを使い始めた。
口元が見える「顔がみえマスク」
テレビを見ていると、気象庁の地震に関する記者会見などでも、口元が見えるマスクをつけている。気象に関する記者会見などでは手話通訳をすぐにつけることが難しいので、口元が見えるマスクをつけることで聞こえない方に対して少しでも情報保障を行うことが目的だ。私も手話用として、今回ユニチャームの「顔がみえマスク」を購入した。以前から気になっていた商品だが、手話教室の講師に勧められたのでこれを機会にと思い購入した。
耳かけ部分が布地で厚さがあるため、長時間マスクをつけていても耳が痛くなりにくい。また、透明部分は立体的で曇り止め加工がなされているので、話をしていても曇りにくいので便利だ。一方で、透明部分が透明PETシート製なので当然のことながらまったく空気が通らないので蒸れやすい。個人差はあるだろうが、実際に2時間つけていると3〜4回ほど内側を拭かざるを得ないほど水滴がついてしまった。
そのように一長一短はあるものの、口元が綺麗に見えるのは手話通訳としては非常にメリットが大きいので、しばらくはこのマスクで頑張ってみたいと思う。