季節外れの真夏日がありながらも、ようやく秋を感じられるようになった東京地方。紅葉も一気に進むであろう週末ですが、今日は「エレベーターの日」なのだそうです。
日本エレベーター協会が制定した記念日で、1890年(明治23年)の今日、東京・浅草にあったレンガ造り12階建ての「凌雲閣(りょううんかく)」に日本初の電動式エレベーターが設置され一般公開されました。凌雲閣は明治時代に大阪と東京に建てられた眺望用の高層建物で、大阪の凌雲閣は高さ39m9階建て、東京の凌雲閣は高さ52m12階建てだったのだそうです。どちらの建物も現存していませんが、当時としては超高層建築だったのではないでしょうか。
昔のエレベーターは丸いボタンをガチャンと押して、ゆっくりのんびりと昇降していましたよね。また、都心のデパートなどにはエレベーターを操作するエレベーターガールも居て、九州の片田舎から上京した私は驚くばかりでした。
今ではエレベーターも自動制御になっていて、待ち時間が少なくなるように自動的に調整されているのだとか。そのため、各階にはエレベーターの位置表示がなくなったらしいのですが、技術の進歩は素晴らしいなと思います。
今日週末金曜日。「健康のために階段を使いなさい」とかかりつけ医には言われるのですが、ついつい楽な方を選んでしまいます。せめて駅ではエレベーターやエスカレーターではなく階段を使い、汗ばんだら秋風で汗を引かせようと思います。