体温よりも気温が高いという日が登場するようになった東京地方。こうなると、風が吹いても涼しくなくて、まるでお風呂に入ってお湯をかき回しているような感じですよね。そんな梅雨も終盤の金曜日ですが「廃藩置県の日」なのだそうです。
明治4年(1871年)7月14日(新暦8月29日)に、明治政府から藩を廃止して県を設置する廃藩置県の詔書が出されました。 明治時代になったらすぐに藩がなくなったわけではなく、旧藩主がそのまま藩知事となっていたんですね。
明治政府は廃藩置県を断行して各県に中央政府から県知事を派遣。藩知事は免職となり、華族の身分と家禄を保障されて東京に移住したのだそうです。当初は藩をそのまま県に置き換えたので、3府302県もあったようですが、その後徐々に統合されて明治21年（1888年）に現在の47都道府県になりました。
ペリー提督が黒船で来航したのは、それから遡ること1853年の7月14日のこと。そういう意味では今日はペリー来航の日でもあるという、不思議なご縁の日でもあるんですね。
明治時代は暦や時刻、土地の呼び名や区分など、生活に根差したことが一気に変わっていった時代。現代も色々なことが目まぐるしく変わっていますが、一日一日を大切に過ごすことの大切さは今も昔も変わらないような気がします。
今日は週末金曜日。一週間の疲れを取るためにも、今も昔も変わらないタイプの和菓子でも買って帰ろうと思います。
