シャープペンシルを使うようになったのは高校生からで、それまでは鉛筆を毎朝削って筆箱に入れて持ち歩いていた。実家が文房具屋だったのでシャープペンシルを買うお金がなかったわけではなく、当時は「中学生までは鉛筆を使う」というのが当たり前だったし、中学校にシャープペンシルを持っていくと没収されていた。昭和の頃の話だ。
今では子どもも大人もシャープペンシルを使っていて、昔は0.5mmの芯しかなかったものが、太いものは0.9mm、細いものは0.3mmという具合にいろいろな種類が揃っている。芯が折れなくなったので、細いタイプも普通に使えるようになったのだ。
サンスター文具の意外なシャープペンシル
いろいろなキャラクター文具やおもしろ文具などを発売しているサンスター文具は、一本で2種類の芯を使うことのできるシャープペンシル「nicolo(ニコロ)」の発売を開始した。発売開始は2020年10月12日で、価格は500円(税別)だ。
これまで、シャープペンシルとボールペンなどを組み合わせた多機能ペンは他社から発売されていたが、シャープペンシル2種類というのは思いもしなかった組み合わせだし斬新だ。
手帳などに細かい文字を書く時には0.3mmを、ノートなどに書く時には0.5mmを使うというように、用途に合わせて使い分けることができる。 芯の太さを帰る時にもボディを捻るだけなので簡単だ。
カラーバリエーションは8種類もあるので、好みに合わせて選ぶことができる。今までにない発想のシャープペンシルは、これから年末に向けて来年の手帳を買うシーズンになってくるので人気が出るかもしれない。