マークシート方式の試験では鉛筆を使うというのが一般的だ。シャープペンシルのマークでは読み取りエラーの出る可能があるからだが、そういったことを改良したシャープペンシルがトンボ鉛筆から発売された。
マークシートにも対応したシャープペンシル
トンボ鉛筆が発売したのが「MONO モノワーク 1.3mm」という商品。マークシートにも対応したシャープペンシルだ。

この商品は太さ1.3㎜芯のシャープペンシルで、マークシート解答欄を素早くマークできる。直径1.3㎜芯の断面積は0.5㎜芯の6.8倍なので、マークする効率を高めるのだそうだ。

ノックは親指で芯出しするサイドスライドノック方式。長さ19㎜、幅5㎜のショートサイズと、筆記中に手の甲にあたらないように工夫されている。ボタンは滑りにくいラバータッチ仕上げ。ペンの転がりも防いでくれる。
また、シャープペンシルの軸はやや太めの直径11.5㎜なので、筆圧がかかりやすく濃くムラなくマークすることができる。グリップ部に長さ40㎜のノンスリップラバーグリップが配置されておりグリップの中央が細くなっているので、全体的に筆圧がかかりやすくなる工夫がなされている。

肝となるのはやはりシャープ芯だろう。今回用意されたシャープ芯は鉛筆芯とほぼ同じ量の黒鉛を含んでいるとのことで、「読取精度99.99%」の評価を得ており「マークシート用鉛筆」と同じ結果なのだそうだ。

カラーバリエーションは、モノカラー/スモーク/ホワイト/グリーン/ピンクの5色プラス、限定色フルブラックというラインナップだ。普段使いにも良い太軸のシャープペンシルなのではないだろうか。
マークシート方式で鉛筆が推奨される理由
試験といえば大規模なのが大学入試センター試験だが、ホームページを見ると使用する筆記具に関するQ&Aが掲載されている。
ここには明確に「シャープペンシルを使用してマークした場合には、解答が読み取れないことがあります」と記されている。鉛筆でマークすると大丈夫だが、シャープペンシルでは読み取れない。それにはマークシートの読み取り機の特徴として、二つの理由があるようだ。
一つは「読み取り機は鉛筆の黒鉛に反応して濃く読み取る」ということ。こう書くと「シャープペンシルも芯が同じだから大丈夫じゃないか」と思ってしまうが、シャープペンシルの芯は折れにくいように黒鉛以外の物質が入っているので、黒鉛よりも薄く読み取ってしまうらしい。
またもう一つの理由は「シャーペンのマークは消えにくい」ということ。芯を強く押し付けてマークするため、消しゴムで消しても溝状になった部分に色が残ってしまい、ダブルマークと判定されることがあるらしい。
この二つはあくまでも「こうなることがある」ということであり、実際には何ら問題なく読み取られる可能性もある。しかし、試験の主催者側としてはあらかじめ注意することで、読み取りエラーが発生しても「自己責任」として処理をすることになる。これはマーク方法が不十分な場合と同じであり、試験主催者側が読み取りエラーが発生しても補正することはないということでもある。
今回ご紹介した商品はマークシートの読み取りに対応しているが、試験案内に「シャープペンシルは使用不可」となっていれば、鉛筆を持参するのが精神的にも良いだろうし試験当日に咎められるという可能性もなくなるだろう。

