年が明けてから「懐中日記」に簡単な日記を書いているが、その際に時間があればササっとイラストも描くようにしている。下手ながらもイラストが一つ入ることで、何となく日記が楽しくなるから面白い。サッと取り出してサッと書くために、イラスト道具を一式手元に揃えている。
ペンケースに入れた耐水ペンと8色色鉛筆
イラスト用のペンを入れているのが、コクヨの「ウィズプラス」というペンケース。昨年2016年に発売されたペンケースで、ノートの表紙に挟んで持ち歩けるほか、パカっと開くとそのままペントレーになるという商品だ。
自立するペンケース「ネオクリッツ」シリーズを発売しているコクヨらしく、単なるペンケースではなく付加価値をつけているのがさすがだ。そのペンケースに入れているのがイラスト用のペンと色鉛筆だ。
イラスト用に使っているのが「Too コピック マルチライナー」というペンで、一定の幅で線画引ける耐水性のペンだ。もともとは図面を書くためのペンとして発売されている。
耐水性なのでイラストを描いてから水彩絵の具で彩色することができるので、簡単なイラストを描いてそのうえに彩色することもできる。
私が使っているのはAセットという4本セットで、0.3mmから0.03mmまで微妙に太さの異なる線を描きわけることができるようになっている。使ってみるとかなり細い線までしっかりと描くことができるので驚かされる。
そして彩色用として使用しているのが、ぺんてるの「マルチ8セット PH802ST」という商品。一本で8色の色鉛筆の芯を使い分けることができるという優れものだ。この一本があれば、描いたイラストにちょっとだけ色をつけるということが簡単にできる。
耐水ペンとマルチ8の組み合わせは、気軽にイラストを描くためには最高に良い組み合わせだと思う。
参考にしているのはこの書籍
イラストを気軽に描くための入門書としては、「ちょこっと15秒イラスト&30秒スケッチ―身近な文具ですぐ描ける!」という一冊をオススメしたい。今までイラストやスケッチのいろいろな本を読んできたが、手軽に描けるようになるには最適の一冊だと思う。
食べ物、交通機関、風景など、ジャンルごとの描き方が掲載されているが、どれも簡潔で分かりやすくて真似をしやすい。この「真似をしやすい」というのがミソで、誰しも最初から上手に描けるわけではなく、いかに真似をしてそれを身につけていくかが大切だと思うからだ。
また、特別な道具を使うことなく身近な文具で描くことを提唱している本なので、使用する文具ごとの描き方もきちんと図解されているのが良い。メモに添えるイラストを描いたり、手帳に描く絵文字を学ぶのにも最適だろう。
「気軽にイラストを描けるようになりたいな」とお考えであれば、参考になる一冊だと思う。

ちょこっと15秒イラスト&30秒スケッチ―身近な文具ですぐ描ける!
- 作者: 山田雅夫
- 出版社/メーカー: 新星出版社
- 発売日: 2011/07
- メディア: 単行本
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こんな感じで描いてます
懐中日記に書いているのは、こんな感じのちょこっとしたイラスト。これは、会社帰りに文具店で福袋を買った日の日記だが、ポッと頭に浮かんだことをちょこっと描くようにしている。
頭に浮かばない時には何も描かないのだが、やはりイラストが描いてあったほうがその日を思い出しやすくて良い。時間がなくても、できるだけ一つは描くようにしてみたいなと思う。