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誰もが見たことのある「とび太くん」がコクヨグループとのコラボで文房具になっていた

道路には様々な交通標識が溢れている。運転免許をお持ちの方なら、筆記試験のために一生懸命に覚えたことを思い出すだろう。また、交通標識以外にも注意を喚起するための看板類がいくつもあって、直立不動の警察官などはポピュラーかもしれない。そんな「誰もが見たことのある看板」が文房具となって限定発売されていた。

コクヨグループと「とび太くん」とのコラボ商品

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コクヨグループのコクヨ工業滋賀が10月5日に発売したコラボ商品が、「とび太くんノート(黒)」と「とび太くんマスキングテープ」の2つの商品だ。昨年、コラボ企画第一弾として発売された「とび太くんノート(赤)」「とび太くんふせん」と合わせて、コラボ商品のラインナップが4種類となった。

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http://item.rakuten.co.jp/refolife/skhk006-xx/

「とび太くん」は横断歩道や交差点などにおいてある注意喚起の看板で、家の近所に設置されていたりドライブの際に見かけたりしたことがあるのではないだろうか。イメージとしては少し色あせた「とび太くん」が思い浮かぶが、それだけ古くから道路に設置されていた看板のようだ。

コクヨ工業滋賀は滋賀県に本社を置くコクヨグループの会社で、キャンパスノートの製造や自社製品の企画・開発などを行なっている。道路で見かける「とび太くん」をデザイン・製作した久田工芸が滋賀県の会社だったことから、コラボ商品として発売することになったようだ。

どこか昭和レトロな雰囲気を漂わせた「とび太くん文房具類」は、残念ながら滋賀県内の主要文具店はじめ観光地のお土産売り場などの地域限定発売となっている。しかし、コクヨグループ直営の通販サイトでも販売しているので、裏面のデザインなどはそちらで確認していただきたい。裏面も印刷方法などに凝った、素敵なデザインとなっている。

通販サイトで思わず買いたくなるような、昭和レトロで素敵な商品だ。

商品詳細 とび太くんヨシノート(黒)

商品詳細 とび太くんマスキングテープ

商品詳細 とび太くんヨシノート(赤)

商品詳細 とび太くんふせん

昭和レトロな商品が人気な理由

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『昭和レトロ』という言葉が使われ始めて久しいが、この言葉は昭和の時代に対する懐かしさや憧れを込めて使われている。広義の意味では戦前・戦後を含めた昭和の時代を意味するようだが、人気の中心は「三丁目の夕日」の舞台となった昭和30年代から40年代だと言われている。

ひところのように、昭和レトロな雰囲気であれば何でももてはやされるというブーム的なものは無くなったが、それが落ち着いてじんわりと静かな人気が続いているのだと思う。

私は昭和40年代に少年期を過ごしたので、昭和レトロな雰囲気には懐かしいという意味で惹かれるものがある。過ぎた時代は割と良いイメージばかりが残るものなので、「昭和の頃は今と違ってのんびりしていて良かった」とか「昔は世の中に活気があった」と言ってしまうのは早計だろう。

昔は良かったは年寄りの常套句であり、若者にとっては何の共感も得られない言葉の一つだ。それでも若い人にも昭和レトロな雰囲気のお店や商品が人気なのは、当時のデザインなどが新鮮に感じるということだろうか。 そこが不思議なところだ。

レトロブームはいつの時代にも起こっているが、現在の状況に閉塞感や不満感が大きくなると昔は良かったという理論が働いてブームとなるのかもしれない。温故知新という言葉があるように、過去の成功例を知って現在に生かすことはとても大切なことなので、そういったプラス方向でのブームとなることが一番なんだろうと思う。

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