子どもの頃は漫画が大好きで、ひらがなも漢字も最初は漫画で覚えたと言っても過言ではない。今でこそ読む冊数は減ったが、面白いコミックがあると大人買いをして読み込んでしまう。そんなこともあってコミックエッセイも好きなのだが、大好きな作家さんが先日新刊を発売したので早速読んでみた。今回もまた楽しい一冊だ。
気ままな旅行に出たくなる一冊
11月11日に発売されたのが、たかぎなおこさんの「おまつり万歳! 日本全国、四季のまつりとご当地ごはん」という一冊。お祭りとご当地名物の食べ物を紹介するコミックエッセイだが、読むと旅に出たくてウズウズしてしまう一冊でもある。
これまでも旅をテーマとしたコミックエッセイを何冊も出しているたかぎなおこさんだが、今回はテーマをお祭りに絞っているのが面白い。前半で紹介される東京ドームでの"ふるさと祭り東京"ではメジャーなお祭りが登場するが、現地に足を運んだお祭りはどれも地方色豊かなお祭りばかりだ。
■掲載されているお祭りはこちら
小原四季桜まつり(愛知県豊田市小原町)
ふるさと祭り東京(東京都文京区)
弘前さくらまつり(青森県弘前市)
初午まつり火伏せの虎舞(宮城県加美郡加美町)
大四日市まつり(三重県四日市市)
柳井金魚ちょうちん祭り(山口県柳井市)
盆踊り大会(全国)
龍勢まつり(埼玉県秩父市)
鬼鎮神社の節分祭(埼玉県比企郡嵐山町)
犬っこまつり(秋田県湯沢市)
横手の雪まつり(秋田県横手市)
知っているお祭りもあれば初めて知ったお祭りもあり、日本には色々なお祭りがあるんだなということに気づかされる。また、お祭りに合わせて紹介されているご当地ごはんもなかなか個性的で、ぜひ食べてみたものから遠慮したいものまで様々だ。
お祭りを見るために旅をするのか、旅のついでにお祭りを見るのか。そのどちらでもないふんわりとした旅の様子が綴られていて、こういう旅をしてみたいなと思わされる内容だ。
個人的には秩父の龍勢まつりに興味津々となったが、10月に終わったばかりのお祭りなので来年の楽しみにとっておこうと思う。
たかぎなおこさんの本を読むと旅に出たくなるし、実際に徳島旅行や北海道旅行などは著書を読んで決めた部分が大きい。それは旅先の紹介の仕方が上手だということもあるが、何よりも著者本人が旅を楽しんでいる様子が読み手にもひしひしと伝わってくるからだろう。
今回の「おまつり万歳!」を読んでみたら、お祭りの開催日に合わせて旅をするというのも良いなと思い始めた。やっぱり、たかぎさんのコミックエッセイを読むと旅にでかけたくなってしまう。
他にもオススメしたい”たかぎさん”のコミックエッセイ
コミックエッセイとは、作者の身の回りで起きた出来事などを綴ったマンガ作品のことだが、ミニコラムや情報コーナーなどが途中途中に挟んであるものも多い。
たかぎなおこさんが書かれている本も同様で、旅を題材としたものであればちょっとしたガイド本としても使える点が特徴だろう。我が家は親子揃ってたかぎなおこさんのファンで、著書を読んで旅行に行ったこともあれば旅行が決まってから参考にした本もある。
そのいくつかをご紹介させていただくので、気になる本があればぜひ読んでいただきたい。どれもノンビリとした、ゆったりとした旅に出たくなるものばかりだ。
愛しのローカルごはん旅<愛しのローカルごはん旅> (コミックエッセイ)
- 作者: たかぎなおこ
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愛しのローカルごはん旅 もう一杯!<愛しのローカルごはん旅> (コミックエッセイ)
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ローカル線で温泉ひとりたび (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: たかぎなおこ
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ひとりたび1年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: たかぎなおこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2006/11/28
- メディア: 単行本
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ひとりたび2年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: たかぎなおこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2007/11/27
- メディア: 単行本
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