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短くなった鉛筆をつなぐ鉛筆削り「TSUNAGU」が職人技で凄い!

 子どもの頃は短くなった鉛筆をホルダーに入れて使っていた。新しい鉛筆を気軽に買える時代ではなかったということもあるが、モノを大切に使っていた時代だったという方が正解かもしれない。

 その後、シャープペンシルを使うようになり徐々に鉛筆から離れていったが、短くなった鉛筆をつなぐための道具が人気になっていることを知り、改めて鉛筆の良さとモノを大切にすることの大切さを感じた。

短い鉛筆同士をつなぐ道具「TSUNAGU」

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http://www.njk-brand.co.jp/

  「短くなった鉛筆をつないで一本の鉛筆にする」という道具が、昨年から国内外で話題になっている。中島重久堂 TSUNAGO つなぐえんぴつ削りという道具だ。

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http://www.njk-brand.co.jp/new/images/tsunago/book.pdf

 商品を上から覗くと三つの穴が蓋のスライドによって一つずつ使えるようになっていて、つなぐために鉛筆の前後を削ったり穴を開けたりできるようになっている。

 2015年のグッドデザイン賞を受賞し、さらに文房具大賞2016を受賞した商品だけあって、見た目もシンプルで素敵な商品だなと思う。

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http://www.njk-brand.co.jp/new/images/tsunago/book.pdf

 短くなった鉛筆のおしりに円筒状の穴をあけ、差し込むための鉛筆の頭を円筒状に削り、さらにしっかりと接続できるように差し込む側の鉛筆を綺麗に仕上げるという三つの工程を行うことで完成する。

  作業にはちょっとしたコツと慣れが必要だということで、決して「誰にでも簡単に作用ができる」という道具ではない。慣れないうちは鉛筆のおしりに穴を開けるだけでも10分以上かかることもあるようだし、接続部分が綺麗に合わずに接続できないこともあるようだ。

TSUNAGOの鉛筆穴開け作業について、慣れとコツが必要です。小さなお子さまや握力等の弱い方の作業は時間がかかるなど、難しい場合もあります。また、一度に多くの鉛筆をつなごうとすると、指が痛くなることもございます。鉛筆をつなげる道具として企画製造しておりますのでその点をご理解の上、ご購入いただきますようお願い申し上げます。
http://www.njk-brand.co.jp/new/

 商品の紹介ページにも、注意書きとして「慣れとコツが必要です」という説明が書かれている。誰にでも簡単に使える道具ではないが、逆に自分で新しいモノを作る楽しさや、技術を磨いていく楽しさを味わえる職人技の道具だともいえる。

 「TSUNAGU」を開発した中島重久堂は昔から携帯用の鉛筆削りを作り続けている会社で、削りくずが途切れずに繋がったまま削れるという職人技の道具を作っている会社だ。職人技の道具を作る会社が開発した商品が、職人技を磨くことのできる道具でもあるというのが面白い。

 不要なモノを捨てるということも大事だが、モノを使い切るということも大事だ。「TSUNAGU」はそんな大切なことを思い出させてくれる道具でもあると思う。

「使い切る」ことと「良いモノを選ぶ」ことの大切さ 

 短くなった鉛筆はある程度の長さになったら捨てることになるが、それをつないで一本にしようという道具は珍しい。鉛筆自体は一本40円ほどなので、短くなったら捨てるのに罪悪感は感じないかもしれない。しかし「使い切る」という発想は素晴らしいことだと思う。

 最近は「ミニマリスト」という言葉を良く聞くようになった。必要最小限なモノだけで過ごすことを目指す人のブログも大人気のようだが、単にモノを持たないというだけではなく、良いモノを大切に使うということも必要だろうと思う。

 昔と違っていろいろなモノが安価に買える世の中になったが、お気にいりの良いモノを大切に使うことは持ち物を減らすことにもつながるし、消耗品であれば使い切ることで物自体を減らすことができる。

 道具やモノがなければ不便かというとそういうわけではなく、手元にある道具だけで工夫して使うということで解決できることもたくさんある。「良いモノを選んで使い切る」ことによって、モノが溢れかえる生活から逃れることができるかもしれないし、そもそもモノを大切にするという心を育てることことが大切なのだと思う。