パワーポイントを使って資料作りをすることが多い。以前はデータを集めてそれを羅列するという仕事が多かったが、現在は様々な課題に対しての解決策を考えるという仕事が増えた。また、新たなサービスや商品を考えなければいけないという場面も多い。そんな時には課題やアイデアを書き出して、うんうんと唸りながら無い知恵を絞り出す作業に入るのだが、そのような作業を効率的に行えるノートがある。
アイデアを形にするノート
使いやすい手帳などを発売しているマークスが発売しているのが、「アイデア用ノート」という商品だ。2015年の日本文具大賞にも選ばれた商品で、パワーポイント画面と同じく横版のノートだ。
一見ただのスケッチブックのような商品だが、アイデアを出す作業を行う工夫が凝らされているとともに、横版のノートは書き出したアイデアなどをPCで作成する時にスムーズに資料として起こすことができる。
ページを開くとタイトルや日付を記入する欄があり、ノート自体は7mm幅のドット方眼が印刷されている。文章だけではなくイラストや図を手書きするためには、ドット方眼はとても使いやすい。
http://www.edit-marks.jp/ideanote/#concept
直接イラストや文字を書いていくのも良いが、このノートは「付箋紙に書いて貼っていく」という使い方が推奨されている。アイデアなどを書きぬいた付箋紙を貼りながら、思考のビルドアンドスクラップを繰り返したり、複数人でディスカッションしたことを貼ってまとめたりするための工夫だ。
普段、付箋紙を使ってアイデア出しをしている方にとってはそれをそのまま整理するのに便利だろうし、手書きのイラストや図表で考えをまとめている人にも便利だろう。使い方一つでいろいろなことに使えるノートだと思う。
カラーバリエーションも4色揃っているので、自分の好みに合わせて使うのも楽しい。記録するためのノートではなく発想するためのこのノートは、使い方一つで作業の効率化や資料の充実が図れる道具では無いだろうか。
専用の付箋紙セットもあるので、それをセットで購入すればいつでもどこでもアイデア出しを行うことができそうだ。
アイデアを出すためには持ち歩けるホワートボードも使える
アイデアなどを書き出すのであればホワイトボードを使うという方法もある。私が普段使っているのは持ち運びができる「バタフライボード」という商品だが、マグネットによってA4サイズのホワイトボードをいろいろな置き方で使うことができて便利だ。
クラウドファンディングから生まれた商品だが、この商品開発をすること自体にも様々な試行錯誤があったのだろうと思う。こういった商品を使ってみて、自分の発想方法にマッチしたものを見つけるというのも大切なことだろう。