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「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。」(青柳 碧人)

朝夕が少しずつ涼しくなってきて、ようやく秋を感じるようになってきた。年々暑い日が長引くので「秋」の期間がとても短く感じるが、秋といえば本好きとしては「読書の秋」が真っ先に頭に浮かぶだろう。書店でいろいろな催し物が行われると、季節を感じてワクワクしてしまう。

子どもの頃から本好きだったが、新しい本をそうそう買ってもらえるわけではなく、貸本屋(知らない人も多いと思うが)で借りたり図書館で読んだりするのが一般的だった。学校の図書館は私にとっては大好きな場所のひとつで、休み時間になると本を借りに行ったものだ。

本好きになったのは、母が絵本の読み聞かせをしてくれたり、地元に伝わる昔話を聞かせてくれていたのが大きかったのだろうと思う。昔話もその一つで、寝る前に語ってくれた物語は今でも懐かしく思い出す。

赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

青柳碧人さんが書かれた「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。」は、昔話を題材にした物語だ。昔話を題材にしているとはいっても、内容はかなり考えられたミステリー仕立てだ。

青柳碧人さんのこのシリーズは第一作目が「むかしむかしあるところに、死体がありました。」で、本屋大賞の候補作にノミネートされて脚光を浴びた。桃太郎など日本の昔ばなしはを題材にした作品で、かなり斬新で内容もハラハラするミステリー作品だった。また、「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」も西洋の童話を元ネタにしたミステリー連作短編集で、赤ずきんが全編を通じてシャーロック・ホームズばりの推理を働かせるというのが面白かった。

今回の物語も赤ずきんが主人公だが、サーカスに入っていたピノキオに出会うというところから始まり、白雪姫や親指姫、笛吹き男や三匹の子豚などが登場し、殺人事件などの真犯人を赤ずきんが明快な推理で暴いていく。その暴いていく過程もさることながら、登場人物の原作とのギャップもまた現実的で面白い。あらすじなどはあえて書かないが、秋の夜長にはピッタリの一気読みしてしまうとても面白い一冊だ。

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