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「手話通訳者全国統一試験」対策方法(筆記編)

昨年2022年度の手話通訳者全国統一試験を受験し、筆記試験もギリギリ、面接試験もギリギリの点数ながら幸いにも合格することができました。試験直前にどのような学習をしていたかご質問もいただきましたので、一年前を思い起こして私なりの直前対策をご紹介させていただきます。

過去問題を中心にした対策

筆記試験は「手話通訳者に必要な基礎知識」と「国語」の2科目。当初は試験の手引きに記載されている出題範囲をのテキストを参考書としていましたが、一番多く取り組んだのは全国手話問題研究会から出されている「手話通訳者全国統一試験をめざす人たちの学習教材」の過去問を繰り返し解くことでした。

この教材には筆記試験の問題と解説、実技試験のDVD(実際の試験映像と模範解答)が納められていますが、私は過去4年分の教材を購入して繰り返し解くことを習慣化しました。また、同じような問題でも年度によって求められる回答が若干異なりますので、単に回答を暗記するのではなく、間違った問題は必ずテキストを確認して「理解」するように心がけました。教材4年分で約1万円ほどかかるのですが、それだけの価値があると思います。

実際の試験では、過去4年間の過去問にはなかったジャンルの問題も数多く出題されましたので、「過去問を解きながらテキストの要所要所を暗記する」という方法が一番効果があるのではないでしょうか。私は教材として全日本ろうあ連盟から出版されている「手話通訳I  ホップ ステップ ジャンプ」「手話通訳Ⅱ  ホップ ステップ ジャンプ」「手話通訳Ⅲ  ホップ ステップ ジャンプ」に掲載されているコラムやミニ情報をスキャナーで読み取り、スマホに入れて通勤時に読んでいました。また、福祉制度や法律関係が弱かったので、法律や制度の部分についてはテキストの解説図をスキャンして時々見るようにしていました。

短い時間の学習を習慣化する

私は現在61歳。受験時は60歳でしたので若い頃に比べると間違いなく記憶力が落ちているのですが、繰り返し繰り返し過去問に取り組みことと、テキストの要所要所を読むことで知識が定着したのだと思います。若い頃よりも飽きずにコツコツと取り組むことができているような気がしますので、歳をとるというのもまんざら悪いことではありませんよね。

それでも、毎日きっちりと勉強をするのは時間的にも難しいので、会社への行き帰りに電車の中で過去問を解き、週末には過去問と苦手な部分の学習のためにしっかりと時間を割いて取り組んでいました。通勤時の学習は往路も復路も行うと精神的にも辛くなりなすので、「往路か復路のどちらかで行う」と決めて取り組んでいました。通勤に片道1時間ほどかかりそのうち電車に乗っているのは30分ほどですので、ちょうど良い時間配分だったと思います。

振り返ってみると「会社の行き帰りに電車の中で過去問を解く」という「短い時間での学習を習慣化する」ということが、知識の定着に役立ったと考えています。当たり前のことで恐縮ですが、筆記試験はとにかく覚えるということが大事。試験にチャレンジされる方は、これからの一ヶ月は苦手な分野に絞っての学習を短い時間で良いので習慣化してみてはいかがでしょうか。

今年は手話通訳士の試験にチャレンジしましたが、筆記試験が思ったよりも解けずに合格ラインぴったりの得点ながら不合格となってしまいました。来年に向けて、これからも引き続きコツコツと学習に取り組んで行こうと思います。

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