毎年年一回行われる「手話通訳技能認定試験」、いわゆる「手話通訳士試験」の2023年度応募要領等が4月20日に公表された。第34回となる試験は、今年も学科試験と実技試験の日程が分離して実施される。筆記試験が7月に、実技試験が10月で、会場は全国5ヶ所の都市だ。なお、実技試験は筆記試験に合格した者及び昨年の第33回試験で筆記試験のみ合格した者が受験することができる。
手話通訳技能認定試験応募要領等
受験に際しての注意事項が記載された資料は、「社会福祉法人聴力障害者情報文化センター」のホームページで公開されている。試験に概要は以下の通りだ。
1.試験日
・学科試験:令和5年7月23日(日)
・実技試験:令和5年10月1日(日)
2.試験科目(従来との変更なし)
・学科試験:全4科目
「障害者福祉の基礎知識」「聴覚障害者に関する基礎知識」
「手話通訳のあり方」「国語」
・実技試験:全2科目(各2問)
聞取り通訳試験(音声による出題を手話で解答)
読取り通訳試験(手話による出題を音声で解答)
3.試験地及び試験会場
宮 城:東北福祉大学 仙台駅東口キャンパス
埼 玉:埼玉県立大学
東 京:日本社会事業大学 清瀬キャンパス
大 阪:パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
組織・人材開発センター
福 岡:福岡女子大学
4.受験資格
20歳以上の者(年齢は令和6年3月31日現在)
5.学科試験の免除
第33回(令和4年度)手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)の
学科試験において合格基準を満たしていた者は申請により学科試験免除
6.受験申込受付期間
令和5年5月1日(月) ~ 令和5年5月20日(土) ※当日消印有効
7.受験手数料
22,000円(税込)
手話通訳士試験は合格率が毎年10%前後と狭き門だが、地域手話通訳者を行いながら目材している方も多く、合格することで活動の幅がさらに広がる資格だ。私も手話通訳全国手話検定に合格したばかりだが、知識と技術を向上させるためにもチャレンジしてみたい。