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(実技編)「手話通訳者全国統一試験」対策方法

昨年2022年度の手話通訳者全国統一試験を受験し、ギリギリの点数ながら幸いにも合格することができました。一年前を思い起こして、筆記編に引き続き私なりの実技勉強方法をご紹介させていただきます。

過去問題及び教材の場面通訳動画を活用

実技試験は、個室に一人ずつ呼ばれてモニターに映る映像を使った「場面通訳」が行われます。最初に場面のシチュエーションを説明したナレーションが流れ、その後会場に設置されているビデオカメラに向かって読み取りと表現を行います。

実技の練習に関しては、筆記試験と同じく全国手話問題研究会から出されている「手話通訳者全国統一試験をめざす人たちの学習教材」のDVDに収録されている場面通訳を使って行い、解答例を見て読み取りや表現方法を確認しました。気をつけたいのは解答例はあくまでも一例だという点。自分なりの表現方法もありますので、内容が間違っていないのであれば解答例に無理に合わせる必要はありませんし、自分なりの表現を大切にした方が試験の際にもスムーズに場面通訳ができるのではないでしょうか。

また、過去問だけでは練習材料が少ないので、教材として全日本ろうあ連盟から出版されている「手話通訳I  ホップ ステップ ジャンプ」「手話通訳Ⅱ  ホップ ステップ ジャンプ」「手話通訳Ⅲ  ホップ ステップ ジャンプ」についているDVDを活用して、主に場面通訳の練習問題に何回もチャレンジしました。DVDの映像はスマホなどに入れることができませんので、週末に自宅で何回も繰り返し練習したのですが、読み取りだけはYouTubeの映像やNHKプラスの手話ニュースを通勤電車の中で観るようにしていました。

録音を活用する

手話講習会などに通っていらっしゃる方は、講義の中で通訳場面を録画して自分の表現や読み取り内容を確認しているのではないでしょうか。すこし照れくさいので苦手だという方も多いと思います。私もその一人ですが、特に手話表現をしている自分を見るのが苦手というか照れてしまうというか、何回見ても慣れないなと思います。

それもあって、場面通訳の練習の時には主に読み取りをスマホのボイスレコーダーに録音をして確認するという方法をとっていました。声はきちんと聞きやすい声を出しているか、「えー」とか「あー」とか余計な声を出していないか、抑揚はついているかなどを毎回チェックしていました。特に、声に感情をつけることには注意していて、ともすると教科書を読むような口調になってしまいがちですので、画面のろう者が驚いている時には驚いた声を、困った表情をしている時には困った声を出すよう注意していました。正直言って表現に関しては録画などは行わなかったのですが、可能であれば録画をして見直す方が良いと思います。特に「表現中に口話をつけているか」のチェックは大切です。

前述した通り、ホップステップジャンプに付いている場面通訳の動画を何回も練習したのですが、そのうちの一つが実際の試験での場面通訳と良く似た内容でしたので、繰り返し練習しておくということは大切だと思います。

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