年を取ると魚料理など淡白な食事を好むようになるが、逆にお肉を食べることでたんぱく質を効率的に摂取でき、適度な運動とセットにすることで足腰などの筋肉を維持しやすくなるのだとか。かといって、若い頃のようにトンカツやステーキをバリバリ食べても消化が良くないので、できるだけ柔らかいお肉を食べたいものだ。
そんなことを考えていたら、知人に誘われて「牛まぶし」のお店に行く機会があった。「牛まぶし」とは、名古屋名物ひつまぶしをアレンジした料理で、味付けされた牛肉がごはんの上に乗せてある。それを茶碗に取り分け、1杯目はそのまま、2杯目は薬味を乗せて、3杯目は出汁をかけて食べるという三通りの食べ方が楽しめる。
お肉は柔らかくてタレも甘めで美味しく、出汁で食べるとさらに深みが増すように感じる。そんなにしょっちゅうは食べられないが、時にはちょっとした贅沢でランチ時に食べてみたいなと思わせられる美味しさだった。
