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自動的に一日を記録するライフログカメラ「Narrative Clip」

 私の一眼レフカメラ歴はそこそこ長い。あらかじめ断っておきたいが、基本的に「そこそこ長いだけ」なので威張れたものではない。最初に一眼レフを手にしたのが20代中盤なので、年数だけは30年近いキャリアだ。その後、デジタル一眼が登場してから何台か買いかえて、今はキャノンのミラーレス一覧を愛用している。

 写真を撮る楽しさは、出来栄えの良し悪しは別にすると「一瞬を切り取る」というところに感じている。時間の流れを一瞬だけ切り取る作業は、集中力を必要とするし感性も大切だろう。それ以外にもカメラの楽しみ方はいろいろあると思うが、最近気になっているのがインターバル撮影に特化したカメラだ。

常に持ち歩いて自動的に撮影するライフログカメラ

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 軽量コンパクトで常に持ち歩ける「クリップウェアラブルカメラNarrative」は、今までのカメラとは違い自動的に一日を撮影し続けるというカメラだ。大きさが縦36mm横36mm厚さ9 mmで重量約は20gと軽量コンパクトなので、胸ポケットやシャツの胸元につけていても邪魔にならない。

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http://getnarrative.com/#

 後継機として現在発売されている「Narrative Clip 2」では動画撮影機能も搭載されたようだが、連続稼働時間を含めて旧タイプを好む人も多いようだ。

 30秒に一枚の写真を撮り続けるこのカメラは、PCに接続して充電を行う方式で連続稼働時間は24時間から30時間。昼間使い続けたとしても、約2日間は使い続けることができるようになっている。

 充電が終わったら胸ポケットなどにつけておくだけで撮影が開始され、撮影を行いたくない時には裏返したりポケットに入れておけば良い。また、カメラ前面をダブルタップすれば撮影が開始されるようになっている。

 撮影した画像はPCで取り込み編集を行うことができるほか、SNSなどにも簡単に公開することができる。後継機種であればワイヤレスでの取り込みもできるようなので、さらに便利に使うことができるだろう。

 一日を記録しておくというのは、今までにないカメラの使い方だろう。食事内容や運動量などを記録するライフログは今では一般的になってきたが、画像で記録を残すというのもまた面白いライフログの取り方だと思う。

ライフログを取りたくなるのはなぜなのか

 ライフログを取るというと最近のことのように思えるが、日々の記録を残すという意味で言えば日記や日々の写真撮影というのも同じようなものだろう。「ライフログ」の定義はいろいろあると思うが、一般的には「人間の生活を長期間に渡りデジタルデータとして記録すること」を指すようだ。

 風景や植物を長期間撮影したとしても、それは単なる記録であってライフログではないということだろう。

 日記やスケジュール帳であっても一年前や数年前を振り返ると感慨深いものがあるが、それがデジタル映像であったり画像であれば、さらにその思いが強くなるだろう。そういった感慨や感動を得るためにライフログを取っておきたくなるし、大げさな言い方をすれば「生きてきた証を残したい」という素直な欲求なのだと思う。

 毎日画像を残すほどのことをするのは大変だが、せめて一日一枚の写真を撮って保存しておくことぐらいは私にでもできるかもしれない。