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これは便利!タテ・ヨコホッチキス「ホッチくる」

 私は文房具好きなので、珍しい文房具やちょっと変わった文房具を見ると嬉しくなってしまう。そんな文房具好きの私が、最近お気に入りなのが「ホッチくる」という文房具。ありそうでなかった便利な道具だ。

くるっと回してパチンと閉じる

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 ホッチキスや2穴パンチなどの事務機器を製造販売しているマックス株式会社。そのマックス株式会社から発売されているのが、くるっと回して綴じる「ホッチくる」という道具。

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 この商品の一番の特長は、針が入っているマガジン部分がクルッと回ること。マガジン部分が90度に回ることによって、ホチキスの針を縦方向に止めることができるようになる。 

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  針を受ける部分も「十字形」になっていて、縦横どちらの方向でも針が止まるようになっている。これによって重ねた紙の中心を止めて見開きの書類を作ったり、箱や筒を作ったりする作業を簡単に行うことができる。

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  折り曲げた紙の外側から止めるとこんな感じで小冊子のできあがり。一般的なPPC用紙(コピー用紙)なら約15枚綴じることができるので、ページ数で言えば45ページ(表紙・裏紙込み)の冊子まで作ることができる。

 中綴じの冊子を作る機会がそうそうあるわけではないが、作れる道具があるというのは便利なことだなと思う。例えば子ども達の夏休みの宿題をまとめたり、ちょっとした自分用の資料を作ったりという時に重宝するだろう。 

 また、最近はコピー機で中綴じ用に印刷出来る機種もあるので、A4版の資料をA5版に縮小して中綴じにして持ち歩きやすくするなど、自分なりに工夫した資料も作ることができるようになる。

 職場でも自宅でも、ひとつあると便利な道具だ。

ホッチキスの正式名称なステープラ

 一般的に「ホッチキス」と呼ばれている商品は、JIS規格上は「ステープラ」という呼び名が正式名称だ。

 日本で「ホッチキス」という呼び名が初めて使われたのは明治中期のことで、伊藤喜商店(現、株式会社イトーキ)が米国より初めて輸入したステープラーがE.H.ホッチキス社(E.H.Hotchkiss)の製品だった。これを「ホッチキス自動紙綴器」と名づけて販売したことから、ステープラのことを一般的にホッチキスと呼ぶようになったようだ。

 現在使われているステープラの原型が作られたのは、18世紀のフランスだと言われている。印刷技術が発展してきた時期なので、効率的に紙を綴じることのできるステープラの発明は当然のことだったのだろう。

 ちなみに、ステープラの針のことは「はり」と呼ばれたり「たま」と呼ばれたりしているが、JIS規格上の呼び名は「ステープラ用つづり針」となっている。

最近では針のないステープラが人気

 職場でも家庭でも必ず一つはあるステープラだが、最近では針を使わないタイプも商品が増えてきている。環境に優しいということもあるだろうし、針を詰め替える手間がかからないということもあるだろう。文房具店でもかなりの種類が揃えられているのを見かけるようになった。

 その中でも、「コクヨ ハリナックスプレス」という商品は、紙に穴があかないという画期的な商品で興味深い。針なしステープラの問題点は書類に穴が開くということだったが、この商品だとこするだけで書類を外せるという便利さもある。

 一度使ってみたい商品の一つだ。

コクヨ 穴があかない針なしステープラー ハリナックスプレス 緑 SLN-MPH105G

コクヨ 穴があかない針なしステープラー ハリナックスプレス 緑 SLN-MPH105G