本好きの方なら誰しも「自分の中の名作」があるのではないだろうか。世間一般的にベストセラーと呼ばれる本もあれば、それほど評判にはなっていないものの心に残った一冊というのもある。そんな「自分の中の名作」の文庫本を、 自分の手でハードカバーにできるキットが発売されている。
■自分で気軽に製本ができるキット
自分で気軽に製本を行うことが出来るのが、 大光製本所が販売している「わたしのつくる本」というキット。 その名もズバリの商品だ。
自分で「この物語は良かったな」と思った文庫本や、 名作ながら古本屋さんなどで買って表紙が傷んでいる文庫本などがあれば、 このキットを使ってハードカバー仕立てにすることができる。
セットの内容も充実していて、これがあれば私でも簡単にハードカバーがつくれそうそうだなと思う。
〔セット内容〕
1.ボンド 2.スピン 3.寒冷紗 4.クラフト紙 5.花ぎれ 6.ハケ 7.見出し用紙(2枚)8.ボール紙(3枚)9.布クロス
セット以外に必要なのは定規とカッターとハサミ。 自宅にあるであろう道具はセットに入っておらず、買ってこなければならないものはしっかり入っている。「ハケ」が入っているというところが細やかだなと思う。
私もむすこが小学生の頃には、 毎年夏休みの宿題を画用紙にまとめて冊子にしていたが、そのセットと似通った内容ながらスピン(しおり)が入っているところはさすがだ。
値段は定価1,990円(税別)とやや高いような気がするが、ボンドやハケが入っているうえにお気に入りの文庫本をハードカバーに出来るというのは、 本好きとしてはちょっと心を動かされる商品だなと思う。
■発売元にはもっといろいろな材料がある
発売元の大光製本所は大阪にある会社で、製本キットを販売する他にセミナーなども開催している。革表紙の本を作れたり木の表紙で本を作れたりと、本好きにはたまらない道具や材料が販売されている。実店舗もあるようなので、近くなら絶対足を運んでいるなと思った。
手帳もブックカバーもとても素敵なものばかりなので、ホームページ中のショッピングサイトをのぞいているだけでも楽しい。
わたしのつくる本(ワインレッド): 文庫本を上製本にしてみませんか ([バラエティ])
- 作者: 寺内光浩(大光製本所)
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2012/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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