本好きなのでいつも文庫本を持ち歩いているが、本が汚れないようにブックカバーをするのは当然のことだ。また、手触りの良いブックカバーを選ぶのも楽しみで、気に入ったものを見つけては使っている。
革製のものなど値段が高いブックカバーも数多くあるが、私が使うのはもっぱら一般的な価格の商品ばかりで、それでも特徴的で使いやすいものがある。
先日、丸善の文具売り場で見つけたのが、特製の「かたいぶんこ」というブックカバーだ。丸善創業150周年記念として昨年発売された商品で、「竹尾×丸善ジュンク堂書店」のコラボレーション商品。文庫本を上製本(ハードカバー)に変身させて楽しむことが出来るブックカバーだ。スピン付きで色は「みずいろ」「きいろ」「くろ」「あか」「あお」「きん」「ぎん」の7色。価格は1,800円(税別)とまずまずのお値段だ。
実際に装着してみたが、ブックカバーの背幅よりも厚い本だと少々窮屈な感じが否めない。また、装着する時に本の背表紙がややよじれそうになるので注意が必要だ。
それでも、持ったときの感触や読むときの手触り関などは上質なので、いつもとは違った感覚で読書を楽しめるブックカバーだと思う。