気分はポレポレ よろず情報ブログ

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「地道な読み取り練習が徐々に実を結んできたかな」というお話

少しだけ自慢をさせてください。以前に比べて、少しだけ手話の読み取りが上達しました。半年前の読み取りレベル60%だとすると、今は何とか75%ぐらいでしょうか。まだまだ未熟ながら、ある時「あれっ?いまスムーズに読み取れた!」と思える瞬間が何回もあって、そんなふうに少しずつでも上達しているのが嬉しいのですが、それは地道なことを習慣化したのが大きいのだろうと思います。

繰り返し見ることの習慣化

還暦の歳に全国手話通訳者統一試験に合格し、地域の手話通訳者として登録した私。それでも手話のポンコツぶりは相変わらずで、特に読み取りはどうしても上達しませんでした。

そんな時に手話の先達からいただいたアドバイスが、「とにかくたくさん手話を見ること」というものでした。とはいえ、毎日の生活のなかでろう者の皆さんと語り合う機会がないので、それではと始めたのが毎日必ずNHKの「手話ニュース」を見るということでした。そのために、NHK+のアプリをスマホに入れて、通勤時や就寝前に必ず見ることを心がけました。

「手話ニュース」をNHK+で見ることのメリット

手話の動画はYouTuberでもたくさん流れていますし、読み取り教材も多数発売されていますが、「手話ニュース」を見ることのメリットはかなり高いと思います。

まずは、毎日違う手話を見ることが出来るという点。教材だと繰り返し同じ内容なので飽きることがありますが、手話ニュースは毎日ほぼ違う内容ですので飽きることがありません。また、新しい手話も随所に出てきますので、「おやっ?」と思った部分で停止して繰り返し見られるのも良いですよね。

時間的にも昼間の手話ニュースは5分程度で、夜のニュースは15分ですので、通勤の行き帰りにちょこっと見るのに適しています。この「ちょこっと」という見方がポイントで、無理なく習慣化できる要素だと思います。

効果的な見方

あくまでも個人的な意見ですが、ただ漫然と見るのではなくメリハリを聞かせた見方をするとさらに効果的です。

最初は音を消して読み取りを行って、次に音声を聞きながら同じ箇所を繰り返し見る。これをやることで、見落とした細かい表現を拾うことが出来ます。また、時間があれば音声を聞きながらシャドーイングを行うのも勉強になります。しらに、映像が流れて字幕だけになる部分では、文字を見ながら手話表現を行うことも練習になりますので、一石三鳥ぐらいの効果があるのではないかと思います。

私のように読み取りが苦手という方は、習慣化することで必ず効果が出ますので一度お試しください。また、他にも効果的な活用方法などがあれば、教えてもらえると嬉しいです。

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