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最近の「お笑い」に思うこと(「日本講演新聞」を読んで)

子どもの頃にドリフターズを見て育った世代で、社会人になった時には漫才ブームが訪れた。子どもの頃は「8時だだよ!全員集合」をワクワクしながら家族と見て、シャs怪人になってからは「THE MANZAI」や「オレたちひょうきん族」、「笑っていいとも!」などを見て友人らと多いに盛り上がったものだ。最近はそういった「ワクワクするお笑い番組」がないのでそれも年齢のせいなのかなと思っていたが、『お笑い』に関してなるほどなと思える記事に出会った。

社説に書かれた「お笑い」の「お」の意味

私が愛読している「日本講演新聞」。その2023年9月4日2991号に書かれていたのが、「『お笑い』の『お』とは芸の意味なのに」という社説だ。社説は「魂の編集長」と呼ばれている水谷もりひとさんが書かれいていて、毎回楽しみにしているコーナーの一つだ。

「日本語を習っている台湾の知人から接頭語の『お』と『ご』の違いについて尋ねられた」という書き出しで始まる社説は、編集長がいろいろな日本語のことを調べていくうちに「最近のお笑い番組はなぜ面白くないのか」ということに話が進んでいく。

そのなかで鷲田清一氏が書かれた「噛みきれない想い」という書籍が紹介されていて、鷲田氏がテレビやラジオの向こう側にいる落語家や漫才師などの「芸人」に対して言及されていることがとりあげられていた。その中で、「芸人」の皆さんがいかにしてお茶の間にいるお客である視聴者に向かって笑いを提供しているか、それが一方通行ではなく双方向のコミュニケーションの温かさに通じるのかなどが紹介されていて、翻って昨今のお笑い番組やバラエティ番組がなぜ面白くないのかということに話が及んでいく。

それに関して水谷編集長もNHKのラジオ番組の感想を書かれていて、「なるほどそういうことがあって私も最近のお笑い番組は面白くないと感じたのだな」と会得した。そして、これは私自身に対する家族や周囲からの感じ方にも通じることなので、一方的に自分の話をするのではなく、相手との「双方向のコミュニケーションをとることが大切なのだな」ということを気づかせていただいた。

こういった「気づき」があるので「日本講演新聞」をかれこれ17年ほど購読しているのだが、皆さんもぜひ一度お試し版でも良いので記事を読んでいただきたい。

素敵な新聞はこちら

冒頭でご紹介した「日本講演新聞」は、私が17年ほど前から購読している心温まる小さな新聞だ。各地で行われる講演の内容を主に掲載している新聞で、以前は「みやざき中央新聞」という名前だったのでそちらの方をご存知の方もいらっしゃるかもしれない。

特徴的なのは「良い話だけが掲載されている」という点。事件や事故などの情報は一切無く、読んでホッとするような話が中心となって構成されている見開き4ページの新聞だ。先が見えにくく嫌な事件や事故の多い昨今なので、だからこそこういった「良い話を知ることのできる媒体」は貴重だ。

噛みきれない想い

噛みきれない想い

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