今日は週末金曜日。２月最初の金曜日で、言わずと知れた「節分」の日ですね。むすこが幼い頃は、帰宅時に玄関前で手作りの鬼のお面をかぶり、玄関で豆をしこたま投げつけられたことを思い出します。
節分はご存じの通り季節の行事で、「立春」（2月4日頃）の前日で「大寒」から約15日目にあたる日に行われます。昔から季節の変わり目には邪気が出てくると言われていましたが、「邪気＝鬼」だとも思われていましたので、それを追い払うために「豆まき」が行われるようになりました。寒い季節から暖かい季節に変わる頃は、昔もいまも心身ともに疲れが出やすくて、変調をきたしやすい時期なのかもしれませんね。
ところで、皆さんは「ワタナベさんは節分に豆まきをしなくてもよい」と言われていることをご存じでしょうか？私はお恥ずかしながら半世紀以上も生きているのに、まったく知りませんでした。
平安時代中期に、丹波国にある大江山で源頼光が鬼退治を行ない、その時に引き連れていった四天王の中に「渡辺綱」という人物が居たのだそうです。渡辺綱は非常に強く、鬼退治の際に鬼の腕を叩ききったという逸話があることから、ワタナベと名のつく人からは鬼が逃げていくのだとか。思いがけない話で驚きましたが、世の中のワタナベさんはご存じなのかどうか、知人のワタナベさんに聞いてみようと思います。
今日は週末金曜日で節分。我が家では子どもが独り立ちしてからは豆まきは行っていませんので、今日は美味しいロールケーキでも買って帰ろうと思います。
