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社会を楽しくする障害者メディア「コトノネVol.29」発売中

東京オリンピック・パラリンピックが来年に迫り、良くも悪くも様々な話題が取りだたされている。パラリンピック競技も以前に比べると情報が増えてきて、各種パラリンピック競技が各地で開催されるようになってきた。パラリンピックを契機に、障害者福祉や障害者雇用に関しても理解が深まることが期待できるのか。競技を通じて、障害者を取り巻く根本的な問題にも関心が届くようになって欲しい。

読むと元気が出る障害者メディア「コトノネ」

「コトノネVol.29」表紙

創刊2号から愛読している障害者メディアの最新刊、「コトノネ vol.29」が発売された。2012年1月に創刊された障害者関連の季刊誌で、定期講読で届くのを毎回楽しみにしている雑誌だ。

元々は、東日本大震災で被害を受けた障害者及び支援施設の復興支援を目的として創刊された雑誌で、地に足のついた取材でしっかりとした情報を取り上げている雑誌でもある。

目次 

■コトノネグラビア
日々の巡礼 千葉桜洋
■特集1ぼくの相棒
馬に乗って、はじめて笑った 特定非営利活動法人EPO
犬をなでながら、自分が見えてくる 特定非営利活動法人キドックス
■自然栽培パーティ その15
名古屋の新名物、究極の肉まん
社会福祉法人みなと福祉会 わーくす昭和橋
■コトノネ観光課 その7
それぞれの事実、さまよう真実
福島浜通り編
■連載「ぶっちゃけインタビュー」
森山徹(信州大学繊維学部 准教授 )
自由に生きろと、ダンゴムシは言う
■特集2 福祉融業で、地域は生まれ変わる
障害者とともに、地球温暖化を止めよう 株式会社なんてん共働サービス
「福祉旅館」で新しい観光地づくり サポートイン南知多
■連載「『脱福祉』から『超福祉』へ」26
近くて遠い、発達障害の海
鈴木慶太(株式会社Kaien)
■シリーズ 障害者の就労事例28
バス運転士の星

とかく障害者関連の情報というと暗いイメージを持ちがちだが、コトノネに掲載されている写真はとにかく明るくて素敵だ。最初にこの雑誌を読んだときに「なんて素敵な笑顔が満載なのだろう」と思ったが、それは29号を数える今回も健在だ。

パラリンピックで盛り上がる今だからこそ、スポーツ以外の障害者関連情報を知ることは重要だ。「愛の反対は、憎しみではなく、無関心だ」という言葉を残したのはマザー・テレサだっただろうか。まずは関心を持つことが大切だし、関心を持つならしっかりとした情報を知ることがさらに大切だ。

コトノネを読むたびに元気をもらい、コトノネを読むたびに深く考えを巡らすことになる。そんな「良質の気付き」をもらえる障害者メディアだ。

コトノネ vol.29

コトノネ vol.29