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薄くてコンパクトなハサミ「ポケットセクレタリ」はオススメの逸品

お気に入りの文房具で常に持ち歩いている道具が、ふと立ち寄って文具店で大々的に扱われていて驚くことがある。先日覗いたおしゃれな文具店で、”切れ味抜群で一つ持っていると便利だ”とアピールされていたのが普段使っている小さなハサミ。そうそうその通りと、思わず頷いてしまった。

手帳に挟める薄いハサミ

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常に手帳型に挟んでいるのが、薄くて軽い「 ポケットセクレタリ」というハサミ。長さ90mm、刃長35mm、重量約19gというコンパクトなハサミでステンレス製だ。小さくて軽いというのもさることながら、厚みが1.8mmしかないという薄さが素晴らしい。

このコンパクトなハサミを販売しているのが、大阪に本社を置くアルスコーポレーション株式会社。刃物の企画、製造、販売を行う会社で、プロ用の刃物も製作している。創業明治9年という刃物に関しての歴史が古い同社が作ったこのハサミにも、メイドインジャパンの技術が組み込まれていて切れ味も素晴らしい。

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ハサミの刃をつなぐ部分には、特許を取得しているカシメ特殊機構を使っている。そのため、通常は少し出っ張っているつなぎ部分が真っ平らで手帳などにもすっと入れることができる。販売サイトに「本のしおりにもできる」と書いてあるほどだ。

また、刃先に『つかみ機構』が付いているので、ノートの端など切ったものを挟むこともできる。雑誌や新聞の切り抜きなどをする時には便利な機構だ。

私がこのハサミを購入したのはもう6〜7年前のことだが、若干のキズはついているだけで表面の美しさと切れ味は変わらない。こういうところが道具として愛着が湧く部分だし、良いものを長く使うことができる品質なんだろうと思う。

手帳だけでは無くいろいろなところに置いておくことで、なにかと便利に使えるハサミだと思う。

アルスコーポレーション しおり型便利鋏 ポケットセクレタリ(ビニール袋タイプ) SB-9

アルスコーポレーション しおり型便利鋏 ポケットセクレタリ(ビニール袋タイプ) SB-9

 

携帯ハサミは航空機内に持ち込めるのか持ち込めないのか

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出張で飛行機に乗る時には、機内持ち込みができない道具というものがある。鋭利な工具類やナイフなどがその一つだろう。

国土交通省の指針では「刃体6cm以下のハサミは持ち込める」となっているが、今回ご紹介したハサミは「長さ90mm、刃長35mm」なのでどちらになるのだろうかと考えてしまう。

銃刀法では、剣類の刃の長さを「刃渡り」と呼んでおり、その他の刃物の刃の長さを「刃体」としている。ハサミの場合にはその他の刃物にあたるので、「紙を切る部分が6cm以下の商品」は持ち込みが可能となる。

そういう点でも便利でコンパクトなハサミだと思う。

使いやすい道具は美しい

今回ご紹介したコンパクトなハサミが好きな理由は色々あるが、見た目がシンプルで美しいというのもその一つだ。指を入れる指穴が正円であったり、ハンドル部分から刃の峰に続く部分が綺麗な曲線だったりと、一目見た時に「綺麗だな」と感じた。

形状を綺麗だなと感じる部分は人それぞれだと思うが、使いやすい道具というのは「機能美」としての美しさがあると思う。

「機能美」とは「むだのない形態・構造を追求した結果、自然にあらわれる美しさ」のことらしい。そういった観点で道具を選ぶのも一つの方法だと思うし、文房具選びの楽しさでもあると思う。

※この記事は2016年4月18日の記事を一部リライトしました