書いた文字が簡単に消せるフリクションペンが、職場でも家庭でもすっかり市民権を得るようになってきた。最近ではフリクションペン用の消ゴムも発売され、こちらもなかなかの売れ行きらしい。 なかなか便利な筆記具だが、それに対抗しうるボールペンが発売されている。
修正テープ内蔵のボールペン
3色ボールペンと修正テープがセットになっているのが、パイロットの多機能筆記具「アクロボール ホワイトライン」。書き間違ってもすぐに修正テープを貼ることができるので、手帳やスケジュール帳に使うのも便利だ。
ボールペンの芯は黒、青、赤の3色で、本体の軸を回すことで色を替えることができる。個人的にはこの方式が好きなのだが、片手で操作するのが難しいので、好みが別れるところかもしれない。
インクは油性なので、しっかりとした濃さで書くことができる。アクロインキという同社の油性インクより粘度の低いインクを使用しているため、濃い目の文字でもスムーズに書けるのが特徴だ。
修正テープ部分はとてもコンパクトで、キャップの片側をあげて使うようになっている。コンパクトで重心が後ろに来ないのも、書き味を損なわないための工夫だろう。コンパクトなのでテープの長さは2.5mと短いが、交換用のカートリッジが発売されているので安心だ。
1本で4役の修正テープ付き3色ボールペンは、ペンケースに一本入れておくと安心な筆記用具だ。
お気に入りのボールペンと普段よく使うボールペン
いろいろなボールペンをご紹介しているが、一番のお気に入りはパイロットの油性ボールペン「コクーン(シルバー)」だ。発売が開始された2012年から使っているので、もう4年ほど使っていることになる。
油性ボールペン特有の滑らかな書き味が気に入っているだけではなく、全体の重さやバランスが絶妙だと思う。手になじむお気に入りの一本だ。
それでは普段一番良く使うのがこれかというとそうではなく、3色フリクションペンであったり今回ご紹介した修正テープ付きの3色ボールペンだったりする。仕事の時に活躍するのは、断然3色ボールペンだろう。
お気に入りの一本は手紙や申請書類などを書く時に使い、会議中のメモやスケジュールの書き込みには3色ボールペンを使う。そういった棲み分けを自然に行っているが、それもまた新しい文房具を買うための自分に対する言い訳なのかもしれない。
新商品を買って使う時のワクワク感は、気分転換を含めて私にはとても必要なことなんだなと改めてそう思う。