1月も下旬になってきて、そろそろ確定申告を行う時期になってきましたね。私も毎年医療費控除などの確定申告を行なっていますが、マイナンバーカードも少しずつ浸透してきましたので、e-Taxを使って簡単に申請を行う人も増えてきたようです。
価格も安くなった接触型ICカードリーダライタ
サンワサプライは、e-Taxに利用できる「接触型ICカードリーダライタ ADR-MNICU2」を発売しています。確定申告を行う場合には、申告書を作成して所轄の税務署に提出する必要がありますが、マイナンバーカードをお持ちの方であればカードリーダを使うことで電子申請を行うことが可能となります。
確定申告は、所得税・贈与税の申告が2024年3月15日まで、個人事業主の消費税等の申告が2024年4月1日となっています。私も毎年医療費控除とふるさと納税などの寄附金控除のための確定シンクを行なっています。申請書の作成自体は国税庁の専用ホームページを使えば簡単に作成することができますが、所轄税務署への提出は持参するか郵送すると言う手間がかかりました。今回ご紹介しているカードリーダを使えば、自宅に居ながらにして申告することができるようになりますので、便利になりますよね。
そのほか、各種公的な申請や届出をオンライン上で行うことができますので、マイナンバーカードをお持ちの方はカードリーダがあると色々なことに便利に使えるのではないでしょうか。
マイナンバーカードがなければ「ID・パスワード方式」
2019年から始まったのが、確定申告の「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」。それまではパソコンで作成した申告書と領収書をセットにして、税務署に持参するか郵送する必要がありましたが、現在はマイナンバーとICカードリーダライタがあれば、e-Taxの開始届やID・パスワードの受領も不要となっています。また、マイナンバーカードを作っていない場合には、「ID・パスワード方式」での確定申告も可能です。
ただし、初回は税務署での事前申請が必要です。運転免許証など本人確認を行える証明書を勤務地または居住地に近い税務署に持参して、窓口で「ID・パスワード」の発行を申請してください。手続き自体は5分ほどで終了しますので、窓口が空いている時刻を狙っていくのが良いかもしれませんね。私も2019年に会社近くの税務署に出向いて申請を行いましたが、空いている時間帯だったこともあって5分ほどで申請が完了しました。「マイナンバーカーはまだ持っていない」と言う方は、こちらの方法を使うことも検討してみてはいかがでしょうか?