あれよあれよと言う間に木枯らし一号が吹いて、めっきり寒くなった東京地方。そろそろイルミネーションも輝き出す金曜日ですが、今日は「将棋の日」でもあるのだそうです。
江戸時代、8代将軍徳川吉宗が大の将棋好きで、11月17日を「お城将棋の日」として年に1回の御前対局を制度化。将棋の家元三家である大橋本家・大橋分家・伊藤家を一堂に集めて、「お城将棋」が開催されていたのだそうです。その日を記念して日本将棋連盟が1975年(昭和50年)に「将棋の日」を制定。毎年、将棋の普及とファンとの交流を目的としたイベントを開催しています。
我が家もむすこが子どもの頃に、地域で行われたプロ棋士との将棋イベントに参加したことを思い出します。今年も先週、今週と各地でイベントが開催されていますが、将棋ブームとなっていますので各地のイベントは盛り上がっているのではないでしょうか。
私が少年期を過ごした昭和40年~50年代は、子ども達の室内娯楽は将棋やけん玉で、どちらも日常生活の中にしっかりと入っていました。特に将棋は「強いと頭が良い」というイメージが強くて、将棋の強い子は一目置かれるということもありました。また、社会人になると職場の休憩室に将棋の駒と折り畳みの将棋盤が置いてあって、先輩や上司とのコミュニケーションツールとして活用されていました。
今ではパソコンやスマホにアプリが入れられて、AI相手に一人で将棋が指せるようになりました。しかし、見物人に囲まれながら将棋を指すというのは、人と人との交流の場としてとても良いなと思うのは、年寄りのノスタルジーなのでしょうか。
今日は週末金曜日。早めに仕事を終わらせて、たまには詰め将棋で頭の体操をしながら帰路に着きたいと思います。頭を使うと甘いものが欲しくなりますので、秋ですしお芋系のスイーツを買って帰るのも良いですね。