エコの観点で「リサイクル」という言葉は以前から使われていて、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の一つとして皆さんも良くご存知の言葉だと思う。最近ではSDGsの一環として、「アップサイクル」という言葉を耳にするようになってきた。これは廃棄物や不要品に新しい価値を与えることで、もの自体の価値を高めることを指していて、例えば消防ホースからタフな防水バッグを作るような取り組みのことだ。文房具の世界でも、コクヨがアップサイクル素材で新たな商品を発売している。
アップサイクル素材で作られたカバー類
コクヨ株式会社は、自分らしくコーディネートしアクセサリー感覚で魅せる「KOKUYO ME(コクヨミー)」シリーズから、廃棄衣料のアップサイクル素材を採用した新アイテムを12月1日(水)から発売した。
アップサイクル商品は以前から登場しているが、最近はSDGsへの関心が高まることで注目されている。コクヨの「KOKUYO ME」第6弾でも、廃棄衣料をアップサイクルした素材を取り入れ、デニムや茶色系統の衣料から作られたアップサイクル素材でノートカバー等を作り出し。
新たな商品は「DENIM NAVY」と「CLOTH BROWN」の2色展開で、ノートカバー(A5サイズ・B6サイズ)、ツールポーチ、メモカバーというラインナップになっている。
■ノートカバー(A5)3,600円、(B6)3,400円
■ツールポーチ 3,500円
■メモカバー 1,600円
リサイクルというと「古紙を使ってトイレットペーパーを作る」というイメージが個人的には強かった。それはそれでとても意味のあることだが、今回のようにアップサイクル素材として新たな商品価値を見出していくことで、循環型の商品消費が無理なく実現できていくのだろうなと感じた。
どれも素敵な商品なのでぜひ使ってみたいが、まずは大型文具店などで商品を直接触って素材の感触を確かめてみたいなと思う。