緊急事態宣言が延長となり、外出や外食の自粛要請が引き続き出されている。私の職場も在宅勤務を推奨しているため、最低でも週2日は家で仕事をしている。
出社した際には会社近くのお店でランチを取るようにしているが、近隣の会社でも在宅勤務が増えている影響でお昼も12時半を過ぎると閑古鳥が鳴いているお店も多い。食いしん坊としては食事処に活気がないのは、いささか寂しく感じて思わず眉をひそめてしまうがいたしかたの無いことだろう。
それでも、お客の少なさに負けず元気の良い店員さんが居るお店も多々あって、そういったお店で元気な声を聞くと自分も頑張らなくちゃいけないなと思う。食いしん坊としてはせっせとお店に通って食べることしかできないが、食いしん坊だからこそ「食べることで応援する」という気持ちは常々持つようにしている。
そんな食いしん坊ながらも、もうすぐ還暦を迎える年齢になってくると、美味しいものは食べたいが量は食べられないという状態になってくる。お腹一杯で苦しくなるというよりは、もたれてしまうことの方が多い。最近のお店は美味しいうえに量も多いというお店が多いので、ありがたいことながら持て余してしまうことになる。残すのはもったいないしお店の方に申し訳ないので、できるだけ量が少なく、それでもそこそこ値段のするものを食べるようにしているのだが、これが案外難しい。
若い頃は食いしん坊の大飯ぐらいだったので、綺麗に盛られた少量の食事をしているご年配の方を見ると「俺は質よりやっぱり量だよなあ、あれじゃあ元気がでないよ」と思っていたものだが、今では量より質だなと思うほどすっかり良い年齢となってきた。だからこそ、美味しいお店がなくならないように、当分の間は食べることと美味しいお店をブログなどでご紹介することで、飲食店を応援していきたいと思う。