コーヒー好きで一日に何杯も飲んでいるが、コーヒー好きではあってもコーヒー通では無い。専用の道具があるわけでもなく、普通のハンドドリップ道具で好みの豆を朝と夜にのんびりとドリップするぐらいだろうか。そんな単なるコーヒー好きだが、先日誕生日に息子から「デルタコーヒープレス」という道具をプレゼントされた。初めて知った道具だが、とても不思議で便利で美味しいコーヒーを淹れられる道具だった。
ハンドドリップと同じ感覚のデルタコーヒープレス
プラスチック製の透明の筒状になった道具が、「デルターコーヒープレス」というコーヒー器具だ。似たような道具にエアロプレスというものがあるが、コーヒー豆をお湯にいれて撹拌するエアロプレスに比べて、コーヒープレスはフィルターを使ってコーヒー豆にお湯を通すという方法だ。ハンドドリップと似たような抽出の方法だが、よりマイルドな味わいになるもの特徴だ。
右上のようにキャップに専用のフィルターをセットし、一度お湯を通してペーパー臭を取り除く。次に、プランジャーと呼ばれる道具をセットしたチャンバーに、コーヒー粉 を入れる。私は若干多めの20gを入れてみた。
プランジャーをセットしてからお湯を200ml入れ、プランジャーを一旦引き上げるとお湯が下部に流れてくるのでこれをゆっくりと押し下げてコーヒー豆にお湯を通す。最初に50ccを30秒ぐらいかけてコーヒー豆に通し、次に75ccを通し、最後に残りを通すという手順。
使用方法の説明書がついていないため、最初は手順が分からずパーツのセット方法や手順が分からず悩んでしまったが、公式動画を見たりコーヒー系ユーチューバの方の動画を見たりしながら使ってみた。
使い方を覚えればハンドドリップと同じ程度の手間で使える上に、プレスする時間や強さによって変わる味を楽しむことができる。また、非常に良く考えられて作られた道具なので、コーヒーを淹れること自体が楽しくなる。コーヒーの味を楽しむことはもとより、コーヒーを入れる過程を楽しむことのできる道具だと思う。
じっくり淹れたコーヒーを飲みながら好きな本を読む。おうち時間の贅沢な使い方かもしれない。