コーヒー好きの方は数多くいて、自分で焙煎を楽しんでいる方も多いだろう。私も何回か生豆から焙煎を行ったことがあるが、自分で焙煎したコーヒーを飲むのは楽しいものの、結局はプロが焙煎した豆の方が美味しいということに改めて気づいた。そんなこともあって珈琲焙煎店を見かけるとふらっと入ってしまうことが多いが、先日入った調布の珈琲焙煎店も気軽に入れるとても素敵なお店だった。
気取らない穏やかな雰囲気の珈琲豆店
訪れたのは東京都調布市にある「南蛮屋 調布店」という炭火焙煎のお店。本店は神奈川県厚木市にあり、南蛮屋ガーデンとして本店や焙煎工場、カフェなどが立ち並んでいるようだ。焙煎体験や見学などもできるようなので、世の中が落ち着いたらぜひ一度訪れてみたいなと思っている場所の一つだ。
さて、調布店の方はというと、こじんまりとしたお店ながらたくさんの豆や珈琲グッズが整然と並んでいる。コーヒー豆専門店というと若干入りにくいお店があるのも事実だが、このお店は雑貨店のようにふらっと入っていける雰囲気があって良い。
駅から離れ場所にあるので人通りはそれほど多くなく、そういった立地も影響しているのかもしれない。また、お店の奥は調剤薬局が入っており店舗が長屋のように続いているので、薬を取りに来た人が気軽に覗いていけるというのも良い雰囲気の一つなのだろう。
コーヒーの器具は素敵な形のものが多くて、ついつい欲しくなってしまい目の毒だ。在宅勤務などでおうち時間が増えた人が多く、ハンドドリップでじっくりと美味しいコーヒーを淹れる方も増えたようなので、こういった器具も以前より売れているようだ。
お店の奥の棚には紅茶やハーブティなどが置いてあり、珈琲豆店なのにコーヒーだけではない品揃えだというのが面白い。この日はグアテマラを買って帰ったが、スッキリとした味は格別だった。お近くに来られることがあれば、気軽に覗いていただきたいお店のひとつだ。
