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ルーティーンを使うことで100%の実力を発揮する

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 現在、ラグビーワールドカップ2015が行われているが、先日は日本代表がサモア戦に見事勝利を飾り2勝目をあげた。テレビを観戦していて盛り上がった方も多かったと思うが、体の大きなサモア選手に対して果敢にタックルを行う日本代表選手の姿には感動を覚えた。勝利の要因としてあげられている五郎丸歩選手のプレースキックには、精神を集中するある方法があった。

五郎丸選手の「ルーティーン」

 今回のラグビーワールドカップで注目されているのが、五郎丸選手が放つプレースキックの正確さだ。角度的に厳しい位置からプレースキックを決めるというのは、大舞台であればあるほど難しいと言われているが、そんな難しいキックを80%以上の確率で決めている五郎丸選手は「ルーティーン」と言われる方法で精神集中を図っている。

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①ボールを2回まわしてセット

②後ろへ3歩、左へ2歩移動

③右手でボールを前に押し出すイメージ動作

④人差し指を立てた両手を目の前で合わせ、息を吹きかけて下半身の力を抜く

  この動作は正式には「プレパフォーマンス・ルーティーン」と呼ばれている。スポーツ心理学で使われる言葉で、「ベストなパフォーマンスにするために行うために、今まで”げんかつぎ”と呼ばれたものを科学的にトレーニング化したもの」という意味のようだ。五郎丸選手の独特のルーティーンは、兵庫県立大学准教授の荒木香織メンタルコーチととも3年かけて作り上げてきた。

 ルーティーンは人それぞれの癖や習慣を利用した方法で、集中力を高めながらリラックスすることで100%の力を出すことを目的としている。トップアスリートだからこその努力だが、私たちの生活の中にもプレパフォーマンス・ルーティーンを取り入れることでパフォーマンスを増すことができるかもしれない。

 素人が思いつきでできることではないだろうが、手順を踏むことで体の動きを目覚めさせるということは案外身の回りでも活用できるだろう。

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目覚めを爽やかにするための習慣

 早起きは三文の徳と昔から言われているが、朝早く起きて行動を起こすのは体調を維持するためにも大切なことだ。私も20年来の早起きを習慣づけているが、プレパフォーマンス・ルーティーンには及ばないものの、動きを習慣化することで目覚めを促進させている。

 毎朝行っているのは簡単なことで、「朝起きたらまずお湯を沸かし、コーヒーを飲み、顔を洗うという順番を取るとすっきり目覚める」というもの。この行動をとることで、お湯を沸かしているうちに目覚めがはっきりとしてきて、顔を洗った途端に頭がすっきりとしてくる。

 もともと私は寝起きが非常に悪い方で、以前は起きてから30分は何もすることができなかったぐらいだ。しかし、テレビで「毎朝同じ行動をとることで、体が目覚めてくる」という話を知り実践してみたところ、10日ほどでその効果が出てきた。

 もちろん個人差はあるだろうが、無意識の行動を習慣化することで脳が目覚めるということはあるような気がする。「楽しいから笑うのではなく、笑うと楽しくなる」ということと近いかもしれない。

 プレパフォーマンス・ルーティーンも習慣化も、日常の仕事でパフォーマンスを最大限に発揮するために活用できるような気がするが、そのためには自分自身の「やる気スイッチ」は何なのかをまずは探す必要があるだろう。

 今後はそういったことを考え、調べてみたいなと思っている。