蕎麦屋やうどん屋でも、カレーライスがメニューにあるお店は案外多い。そして、いわゆる“蕎麦屋のカレー”が案外美味しいのも事実だ。文具メーカーも同様で、意外なものを製造販売している会社もある。そしてそれが、意外と使いやすかったりするのも面白い。
ぺんてるが作ったペットボトル等のプレス機
色鉛筆を8色分持ち歩ける「マルチ8」など、クレヨンや色鉛筆など筆記具のイメージがあるぺんてる。その文具メーカーが作っているのが、「空き缶ペットボトルつぶし マルチプレス 」というエコ関連商品だ。
使い方は簡単。二股になった部分に空き缶やペットボトルを挟み、足で踏んで潰すだけだ。電源も動力も特別な仕掛けも要らないので、皆さんの職場や学校などでも使われているかもしれない。案外ポピュラーな商品なのだろうと思う。
エコブームが最盛期となった2000年から2010年頃には、ありとあらゆるエコ商品が登場した。「○○を削減する」という切り口だったり、木や紙をとにかく使わないための道具が数多く出ていたような気がする。
いつの間にかエコブームが去って一段落したのだが、当時のことをばかばかしかったと言うのは簡単だ。しかし、そのなかでもエコというよりは便利ものとして残った道具もあるのだから、やはり何事も無駄なことはないということだろう。
今回ご紹介したマルチプレスも、元々は容積を小さくして輸送時のCO2を削減しようという狙いで作られたもの。しかし、実際に使ってみると、ゴミの量が減って一度にごみ捨て場に持っていける量が増えて便利だ。
エコのために作られた商品だが、「便利だな」と思える商品は世の中に残るということなのかもしれない。
ペットボトル回収機でポイントをゲット
http://www.tomra.co.jp/retailer/
ペットボトルといえば、ずいぶん前から見かけるのがこの自動ペットボトル回収機。大きなスーパーやディスカウントショップなどの店頭に、ドーンと置かれていることが多い。
専用のカードをピッとかざして左側の穴にペットボトルを入れると、内蔵されたベルトコンベアで機械内に取り込まれて圧縮されるという仕組みだ。カードにはペットボトルの本数に応じてポイントが溜まり、ポイント数に応じて設置店舗のクーポン券などがもらえるというシステムだ。エコなうえにお得でもある。
私も時々家族で買い物に行ったときに利用しているが、エコだとかお得だとか言う前に単純に「楽しいな」と思って使っている。機械にスルスルと吸い込まれたペットボトルが、ガシガシという音と共に圧縮される様子は何だかスッキリもする。
こういう遊び感覚が、エコ運動だけではなく様々な社会実験を長続きさせるために必要なんだろうなと思う。