気分はポレポレ よろず情報ブログ

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを随時更新中です!

【新商品情報(番外編)】あらゆる人に優しい「ブラック・メモパッド」の小売販売が開始される

ブログを書いていると、自分の書いた文章が思いがけない反響を呼ぶことがある。反響と言っても私のつたないブログなので大した反響ではないのだが、それでもちょっとしたことながら反響があると嬉しくなる。今回は「あらゆる人に優しいメモパッド」が、ブログ記事をきっかけとして小売販売されることになった。

目に優しくちょっとオシャレなメモパッド

f:id:polepole103:20160911201403j:plain

先日ご紹介させていただいたのが、社会福祉法人 東京光の家という総合福祉施設で作られたメモパッド。紙は黒色で白いペンで書くというメモパッドだ。

就労困難な視覚障害者の皆さんによって作られた商品で、一つ一つが手作り。「ゲルインクボールペン シグノエンジェリックカラー ACホワイト」という白いインクのペンを使って書けば、くっきりと文字が浮かび上がってとても見やすい。

f:id:polepole103:20160911201350j:plain

弱視の人にとっては目に優しく見やすい商品で、購入することで東京光の家の収入にもなる。なかなか素敵な商品で、老眼の進み始めた私のような中高年にもやさしい商品だ。

先日この商品をご紹介させていただいたところ、「どこで売っているんですか?」というお問い合わせをいくつかいただいた。また、ブログを読んでくれた知人からも「買いたい」という問い合わせがあった。

実際には総合福祉施設で作られているため小売販売を行っていないが、表紙を印刷している会社さんにご質問したところ「ご注文があれば販売をさせていただく」とのことだった。

まるみ印刷で「ブラック・メモパッド」の小売販売を開始

f:id:polepole103:20160911201505j:plain

f:id:polepole103:20160601052301j:plain

「ブラック・メモパッド」を販売されるのは、東京・西新宿にあるまるみ名刺プリントセンターという会社。社員数10名ほどながら、半数は何かしらの障害のある方が勤めているという会社だ。また、「私の個人名刺」を作ってくださっている会社でもある。

f:id:polepole103:20160911201534j:plain

社長さんが東京光の家とご縁があり、またメモパッド表紙の印刷を請け負っていたということもあって小売販売を行うとのこと。ただし、ペンは販売していないので購入者自身でご用意いただきたいそうだ。

価格は一冊300円(税別)。郵送希望の方はその他に実費がかかるので、詳細はまるみ名刺さんにお問い合わせのうえご確認いただきたい。(例えば「一冊300円+郵送料82円」という感じだ)

また、表紙のカスタマイズやオリジナル作成にも応じられるようなので、価格や納期などについても直接お問い合わせをお願いしたい。

■まるみ名刺プリントセンター

お問い合わせフォーム
http://marumi-print.jp/contact/ 

在庫があって販売するという一般的な販売方法とは異なり、注文状況を見ながら総合福祉施設に作業を依頼する形になるようだ。そのため、注文から発送まで時間がかかったり、商品に一部不手際があるかもしれない。その点をご承知おきいただいた上で、ご注文をお願いしたい。

「ブラック・メモパッド」を見て考えた

今回こういった形で「ブラック・メモパッド」をご紹介させていただいたが、単なる文房具ではなく「購入することで支援につながる」という商品だなと改めて気がついた。

文房具好きとしては目新しいものや便利なものという観点で商品を見がちだが、それを購入することで誰かの役に立つこともあるのだなということを感じた。フェアトレードも同様だろうし、東日本大震災関連グッズも同様だろう。

だからと言って「商品的に今一つ」だとか「品質の割には高い」というような、「支援関係だから品質は二の次」という商品を買う必要はないと思う。自分にとって必要な商品で、品質が良ければ購入する。

そうすることが、結果として支援につながるということも選択肢の一つとして意識しておきたいことだと感じている。