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【文具店めぐり】吉祥寺の文具店「36Sublo(サブロ)」は、懐かしくて居心地が良くて素敵なお店だった

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都内には素敵な文具店がいくつもあるが、住みたい街として人気のある吉祥寺にもレトロな雰囲気のお店がある。文房具好きの方にはお馴染みのこのお店は、商品もお店もレトロな雰囲気でとても素敵なお店だ。

レトロな文房具が並ぶ静かなお店

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JR吉祥寺駅北口周辺は、平日・休日を問わず多くの人で賑わっている。駅前はバスがひっきりなしに発着し、目の前のサンロード商店街は休日ともなると行き交う人でまっすぐ歩けないぐらいだ。

そんな吉祥寺駅前の喧騒を抜け、吉祥寺通りにぶつかったら右折して五日市街道に向かってトコトコと歩く。しばらく歩くと、東急百貨店を過ぎた左側のビルの前にシンプルな白地の看板が出ている。看板が置いてある小さな入り口を入り、階段を2Fにあがると目指すお店だ。

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白いノブのついたドアを押して入った場所が、文房具好きにはお馴染みの文具店「36 Sublo サブロ」。店内に一歩足を踏み入れるとレトロな空間が広がっていて、思わずため息が出てしまう。商品だけではなく棚や机もレトロな道具が使ってあるので、昭和の時代の文具店を思い出させてくれて懐かしい。

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店内から入り口を振り返るとこんな感じ。入り口のドアは格子のガラス戸になっていて、白いノブを押して入るとタイムスリップして来たような不思議な感覚にとらわれてしまう。

白熱灯を中心とした照明は決して暗くはなく、逆に店内に落ち着いた雰囲気を与えている。

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棚やテーブルには種類ごとに分類された文房具類がぎっしりと並べられていて、小物類も瓶やトレーを使って見やすくディスプレイされている。見やすくディスプレイされているのに、なぜかおもちゃ箱をひっくり返したような雰囲気もあって、一つ一つの棚や商品を見て歩くのも楽しい。

文房具好きにとっては心の中をワクワクとさせてくれる、不思議な雰囲気を持ったお店だ。こういうワクワク感を与えてくれるお店というのは、たくさんあるようで実は少ないのではないだろうか。

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お店の奥にある”ココノ棚"では、「甲斐みのりフェア」が開催されていた。素敵な雑貨や書籍を世の中に出している甲斐みのりさんの書籍や関連グッズが並び、ちょっとした別空間が演出されている。

決して派手な装飾でもなくディスプレイでもなく、それでいて思わず目を惹かれる不思議な空間だ。一つ一つの商品をじっくりと間近で見るのも良いだろう。

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吉祥寺の喧騒から少しだけ離れた場所にある「36Sublo」はレトロな雰囲気漂う落ち着いたお店で、いつまでもその場所に居たくなるような不思議な空間だった。機会を作って二度三度と行きたくなるお店だ。

■「36 Sublo」

住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-16 原ビル2階
電話・fax 0422-21-8118
営業時間 12:00~20:00
定休日 火曜日

吉祥寺で10年以上続く文具店

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「36 サブロ」が吉祥寺で営業を開始したのが2004年12月。もう12年近くも続いているお店だ。オシャレな文具店は都内に数々あるが、商売激戦区の吉祥寺で10年以上文具店を営むというのはなかなか大変なことだと思う。

店内には日本製のスタンダードな商品や懐かしいレトロな商品が目立つが、海外からの輸入品やオリジナル商品なども並んでいて、商品のバリエーションはとても豊富だ。また、ひとつひとつの商品ディスプレイにもきめ細やかさが感じられて、そういった部分が多くの文房具好きを惹きつけるのだろう。

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サブロのルーツは、店主のご実家である京都市の文房具店。店名も店主のおじいさまの名前に由来しているそうだ。そういったことがお店の雰囲気や品揃えに影響を与えていて、誰にとっても心の和む居心地の良い空間を作っているのだろうと思う。

私の実家も文房具店だったので、そういった文具店独特の時間の流れであったり空気感というようなものは少なからず分かるような気がする。

私が文房具好きなのは、文房具を通じて懐かしい思い出や当時の空気感などを思い出し、自分の中の原風景を文房具類に見いだす事があるからだ。そんな感覚を店主もお持ちで、それがサブロというお店の雰囲気に無意識のうちに反映されているのかなと勝手な想像してしまう。

そういう想像をしてしまうほど、このお店は居心地が良い。居心地が良いので末永く続くことを願ってやまない。これからも、時間がある時にはせっせとお店に通い、微力ながら応援していきたいと思う。