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慌ただしいときや悩んだときにはシンプルに考える

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 年末になってかなり慌ただしくなってきた。仕事も年内に終わらせなければいけない案件が山積みになっていて、プライベートでも帰省の手配や年末年始の準備などなにかと慌ただしい。私は師ではないが、まさに師も走り回る師走だ。

 忙しく動いていると何が優先なのか、何が後回しにできるのをインバスケットを行うごとく選別しなければならないが、そんなときこそシンプルに考えると答えが見つけやすい。

インバスケットはシンプルな考え方の基本

 ビジネスマンであれば多くの人がインバスケットを経験していると思うが、シンプルな考え方をするのにはまずはインバスケットの考え方を使うのが良い。

 インバスケットとは、架空の人物になりきって限られた時間の中でいかに効率的に仕事を進めるかを体験する、バーチャル・ビジネス・ゲームのことだ。ゲームというと楽しそうに聞こえるが、昇進・昇格試験のひとつとして使われることもあるため、胃が痛くなるような緊張感の中で体験した人も多いだろう。

 私も何回かインバスケットを体験したが、まずはすべての案件に目を通して優先順位をつけるという方法は実践でもかなり役立っていると思う。今まで経験した研修の中では、自分の中で最も有意義な研修だ。

 今でも仕事やプライベートでインバスケットの考え方を実践しているが、まずはやらなければいけないこと(課題)を分類することから始める。

■何が「重要で急ぐか」を考える

 案件が山積みだと目に付いたことから取りかかりがちだが、まずは優先度と重要度を考えることから始めたい。分類としては「重要で急ぐ」「重要だが急がない」「重要ではないが急ぐ」「重要でもなく急ぎでもない」という4分類だろうか。

 「重要で急ぐ」案件をまずは片づけて、それから「重要ではないが急ぐ」案件に手を着けていきたい。そうすることで、後回しにできるものが見えてくる。

■「重要ではなく急がないもの」を見つける

 「やらないで済むもの」を見つけることは重要だ。少し時間を置くと行う必要がなくなる案件もあるだろうし、他の人にお願いするという方法もあるかもしれない。
 これをいかに多く見つけるかで仕事の効率はグンと高まる。

■最後はシンプルに「自分が好きな方」を選ぶ

 分類をして取りかかる順番を決めても、最後は「判断を迫られる」という案件がある。判断するにはいろいろな要素があるだろうが、迷いに迷ったら「自分が好きな方」を選ぶということも大切だ。いろいろなしがらみなどを排除したときに、どちらが自分の気持ちにマッチしているかで決めることは、失敗したときの後悔が少ないからだ。

懇親会・飲み会もシンプルに考える

 仕事やプライベートの案件や課題を片づけるには、まずは分類をするのが良いと書いたが、この時期に多い懇親会や飲み会への出欠も判断に困るところだろう。

 疲れているので欠席したいが、つきあいが悪いと思われるのもイヤだということは良くあることだ。私もさんざん迷っていた時期があったが、今ではシンプルに「自分が行きたい集まりかどうか」で判断することにしている。

 行きたくないと判断すれば欠席するし、その場合には「つきあいが悪いと思われても良い」と割り切るようにしている。周囲は自分が思っているほど他人に関心がないものなので、シンプルに考えて判断するのが気分的に楽だと思う。

最後は「自分が大事」でいこう

 行きたくもない集まりに行って、お金も使って時間も使って気も使うというのは、考えてみれば自分を自分で粗末にしていることにつながるのではないかと思う。そうすることによって得るものがあれば別だが、たいがいのことは失うものの方が多いだろう。

 ベストセラーになっている「嫌われる勇気」でも書かれているとおり、何を思われるかは相手の都合だし、相手のことばかり考えて動くのはたいそう疲れるものだ。

 自分をいちばん大切にできるのは自分だけだし、自分を粗末にしたことの代償はだれも肩代わりしてはくれない。他人に迷惑をかけるようなワガママはダメだが、誰にも迷惑をかけないのであれば、最後は「自分が大事」で判断することは大切なことではないだろうか。

 暮れの忙しい時期になると、毎年そんなことを考えてしまう。