道具は進化しながら原点回帰している。そんな話が、愛読している日本講演新聞に書いてあった。手紙で伝えていたことが電話を使って音声で伝えるようになり、それがメールやSNSを使って再び文字で伝えるようになったという具合だ。その流れは文房具の世界にも当てはまるかもしれない。
こだわりの詰まった「鉛筆シャープ」
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/pencilsharp/simple/
コクヨはシンプルなデザインながらこだわりの詰まったシャープペンシル「鉛筆シャープ」を11月25日(水)から発売する。価格は180円(税別)の予定だ。鉛筆ならではの軽さと書きやすさをそのままに、シャープペンシルの手軽さをミックスした商品と言えるだろう。
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また、芯の太さが違う5種類の鉛筆シャープと限定デザインのプラスチック消しゴム「リサーレ」を収めた缶ペンケースのスペシャルセットを、発売開始記念として数量限定で同時発売する。スペシャルセットの価格は1,200円(税別)を予定している。
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2011年1月の「キャンパス ジュニアペンシル」から始まった「鉛筆シャープシリーズ」は、鉛筆とシャープペンシルの両方の良さを持った商品として人気がある。私もジュニアペンシルの赤を一本持っているが、資料のチェックや書き込みなどを行う時にはとても手軽で使いやすく重宝している。
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今回発売される「鉛筆シャープ」はさらに細部にまでこだわりが入っており、本体はツヤのある六角軸でペン先は鉛筆を削ったような質感を再現。芯の太さは0.3~1.3mmの5種類、芯の太さはノック部分のカラーで識別できるようになっているうえに、芯の補充はワンタッチで行えるスピードイン機構を採用している。
毎日使う道具だからこそ、気軽に使うことができるというのは重要な点だ。今から発売が楽しみだ。
鉛筆の進化は芯の進化
昔の鉛筆は芯が良く折れた。書いている時に先端が折れるだけではなく、床などに落とすと鉛筆の中で簡単に折れて、書いている途中に芯の根本からグラグラしたものだ。また、鉛筆削りで削っている途中にポキポキ折れることもあった。
今ではそんなことは無くなって、多少の事では芯が折れなくなってきた。鉛筆の進化は鉛筆シャープのように外観や素材が変わるだけではなく、芯が折れにくく書きやすくなるという進化も遂げているようだ。