気分はポレポレ よろず情報ブログ

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本好きな私が本棚を持たないために工夫をしていること

 本好きの人は数多くの所蔵があって、それをどうしようか悩んでいる方もいるのではないだろうか。私も年間160冊ほど読むので「家の中には本棚がずらりと並んでいる」と思われがちだが、峻別することで30冊程度の所蔵に抑えている。増え続ける本を一定量の所蔵にするには、思い切りとこまめな整理が必要かもしれない。

■読み終わった本をすぐに区分する

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 本好きなのでお気に入りの本は「今度また読み直そう」と思い、結局本棚の肥やしになってしまうことがある。しかし、辞書やモノづくりの資料などだと読み返すことが多々あるが、個人的には小説などはほとんどといっても良いほど読み返す機会はない。

 そこで、本を読み終わったらすぐにその場で区分することにしている。小説は家族や他人にプレゼントしたりブックオフなどに売ることがほとんどなので、本棚の前に置いた紙の手提げ袋に入れる。読み返す可能性のある手引書やビジネス書などは本棚に平積みにする。まずはこの二つを実行する。

 この時にはいろいろと考えずに「小説は紙袋、ビジネス書や手引書は本棚に平積み」というように、機械的に区分したほうが良い。 

 本棚に並べるのではなく平積みにするのにはわけがあって、平積みにした本を毎週一回再度峻別するための方法だ。毎週、平積みになった本のタイトルを再度確認して、やはり読み貸す可能性があると判断した本を本棚に並べていく。判断できないものは紙袋に入れ、読んでから時間が経っていなくて判断できないものは再度平積みにする。

 これを毎週繰り返すのだが、本棚に並べた本は1か月後に引っ張り出して、一回も読み返さなかったものは残念ながら紙袋の中に入れてしまう。こうすることで、無駄に本棚の中の本が増え続けるということがなくなる。

 さらに大切なのは「もう一度この本が必要になるようなら再度買えば良い」と思っておくこと。もったいないと思うかもしれないが、処分した本のうち再度買ったというのは私の経験ではそれほど多くなく、また再度買ったときには改訂版になっていることも多いので決して無駄にはならないのではないかと思う。

■読書管理をクラウドとノートで行う

 読み終わった本を読んだそばからすぐに峻別することにしているが、読後の管理はクラウドとノートに残すようにしている。これは、読書感想を残すというよりも昔読んだ本を間違って買わないための工夫として行っている。

 私は「ブクログ」というサービスを利用しているが、本の背表紙にあるバーコードをスマホで読ませることで登録できる点が重宝していて、買うときにピピッと読み込ませると読んだことがあるかどうかもわかる。

 このほかにも読んだ本を管理するサービスはいろいろとあるので、自分に合ったサービスを探して利用してみることをお勧めしたい。

 また、心に残った一文がある時には読書用の手帳にメモすることにしているが、これも読み返すのが楽しみな一冊になるので、ご興味のある人は試していただきたい。

■本を死蔵させないという考え方  

 いつも拝見しているブログで「本を死蔵させない」という内容の記事が掲載されていたが、なるほどそのとおりだなとポンと膝を叩いてしまった。本を自宅に溢れ返させないためのヒントが、この記事の中にはいろいろと書かれていた。

 本棚の中が30冊程度の所蔵で済むようになったのは引っ越しをした1年半前からで、それまでは天井まである大きな本棚にぎっしりと本が詰まっていた。

 ところが、引っ越すときに荷造りをしていてあまりにも読まない本が多いことに愕然とし、そこから現在の「読み終わったらすぐに峻別する」ということを実践し始めた。当時の私はまさに「大切な本を死蔵させていた」ということだろうと思う。

 ”こんまりさん”さんこと近藤麻理恵さんがアメリカのタイム誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたのは記憶に新しいが、本の整理にも「ときめき」が必要なんだろうなと感じている。