昔からの文房具好きなのだが、高価な文房具は持ち合わせていない。たまたま気に入った文房具類が高価だったということはあるが、それだって10万円もするような万年筆などを持っている方からすれば、ほんの小銭に過ぎない程度の価格だろう。
そんなささやかな文房具好きの私の手元には最近買い求めたペンケースがあって、旅行でも出張でも会議中でも常に持ち歩くぐらいお気に入りになっている。
■クルッと巻くタイプのペンケース。
最近お気に入りなのが、東京・三鷹のJR三鷹駅南口から5分ほど歩いたところにある「山田文具店」で買ったDELFONICS(デルフォニックス)のロールペンケース。税込み1,458円也。
今までもロール型のペンケースを使っていたが、ペラペラの布製だったのでしっかりとしたものが欲しくなっていた。そんな時に出会ったのがこのペンケースだった。
しっかりした帆布製のロールペンケース。 ゴムの幅が、工夫されているのではさみや定規、そして工具入れとしてもお使いいただけます。 特に、男性からの支持が高いペンケース。 上部の布で、中身が落ちないように工夫されています。
中にはペンを通すゴムがついていて、落ちないように上蓋も備わっている。帆布でしっかりとしているのに、硬すぎず適度に柔らかい素材なので使いやすい。クルクルっと丸めてカバンにポンと入れることができるのもありがたい。
常に持ち歩いているのは、三色フリクションペン、LAMYの万年筆・ボールペン・シャーペン、回転式の消しゴムというセット。常にこれだけのものが必要だというわけではないが、お気に入りのペン等をお気に入りのペンケースに入れて持ち歩くことが楽しい。
この「持ち歩くことが楽しい」ということ自体が、文房具好きとしては一番のポイントだと思っている。値段に関わらず「持ち歩きたい」と思える文房具類を見て歩くのもまた楽しい。
■ちっと懐かしくてちょっと新しい「山田文具店」
「山田文具店」は以前から時々通っているお気に入りの文具店で、それほど広いとは言えない店舗内に懐かしいものから珍しいもの、新作までがバランスよく置いてある。いつ行っても飽きない文具店だ。
東京のJR三鷹駅南口から歩いて5分ほどの場所にあるこのお店は、通信販売も積極的に行っていてファンも多い。置いてある品物は、お店のホームページに書かれているとおり「はじめて見るはずなのに、なぜか懐かしい」という品物ばかりだ。
セルロイドの眼鏡ケースや子どもも頃に使っていたお道具箱などがあるかと思えば、最新のボールペンや他では見かけない外国の製品があるなど、店主のこだわりが垣間見える品揃えが見ていて楽しい。
子ども達が学校で使うものを買いに来るというよりは、大人が「持っていて楽しい」と思えるような品物が揃っていて、足しげく通う常連客も多いようだ。こういうお店が近くにあれば、毎日でも通ってしまいそうだなと思ってしまう。
気分転換にも良い「山田文具店」の品揃え。文房具類がお好きな方は、機会があればぜひ一度覗いてみてはいかがだろうか。