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手触り抜群の和紙製ブックカバー「SIWA/紙和」

 手触りというのは大切で、服にしても寝具にしても手触りや肌触りの良さは重要だ。触っているだけでも心が和む「触り心地」というものはいろいろあるが、本好きとしては日頃手にしているブックカバーの手触りも大切だなと思っている。

 以前から手触りの良い布製のブックカバーを好んで使っていたが、最近では和紙など手触りの良い紙製のブックカバーも愛用している。先日出かけた先で見つけた和紙製のブックカバーも、手触り抜群でさらに耐久性もあるという一品だった。

手触り抜群の和紙ブックカバー 

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 出張先の文具店に置いてあったのが、和紙でできた「SIWA・紙和」というブックカバー。和紙とシワを掛け合わせたネーミングが面白いし、クラフト紙のタグと紐も和紙の雰囲気に合っていて目を引く。

 ブックカバーの材料はソフトナオロンという特殊な紙で、木材パルプとポリオレフィン繊維を和紙漉きの製法で作られている。紙なのに柔らかくてしなやかなで、破れにくく耐水性にも優れているというものだ。

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 文庫本を入れてみるときつすぎずゆるすぎず、とても考えられた大きさになっているのがわかる。タグもおしゃれで素敵だ。逆側はフリーサイズの折り込み式になっているので、厚い文庫本でも難なく使うことができるよう工夫されている。

 実際に手にとってみると手にもしっかりと馴染み、ゴワゴワ感もなくて柔らかい使い心地が良い。毎日使うものだけに、手のひらに優しく伝わる和紙の感触にホッとするような感じを受ける。

 価格は1300円と布製のブックカバーと同じぐらいだが、布製と同じように使えて耐久性もあるのなら、決して高い買い物ではないのかなと思っている。

和紙の製作所がつくる和紙製品

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 「SIWA/紙和ブックカバー」を製作しているのは、山梨県市川大門にある株式会社大直という会社。この会社では和紙や和紙雑貨などを製造・企画・販売しているが、周辺も千年の歴史をもつ和紙づくりの里だ。

 この周辺には旅行で何回も行ったことがあるが、田畑の広がるのどかな田園風景が続いている他に、笛吹川沿いには有名菓子メーカーの工場があったり温泉が湧いていたりする場所でもある。

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 ホームページのオンラインショップを覗いてみると、ブックカバーだけではなく、財布やスリッパ、バッグや帽子などありとあらゆるものを自社製の和紙で製作している。どれもデザイン的に素敵なものばかりで、これが紙でできているとは思えない商品ばかりだ。

 こういった形で日本独特の素材が生活の中にで活用されるというのは、とても良いことだなと思う。日本人がその昔使っていた紙製品が、形を変えて現代の日本人に使われるという意味でも素晴らしい。和紙の温もりは、心を穏やかにする効果もあるのだと思う。

他にも使っている紙製ブックカバー 

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 日常的に使っているブックカバーには、他にも「ワックスペーパー 文庫本ブックカバー」がある。ワックスペーパーでできたブックカバーは丈夫で、ちっとした水滴であれば綺麗に弾いてくれる。

 また、文庫本を包む形状なので、バッグの中に入れておいてもページが折れてしまうようなこともない。なかなか使い心地の良いブックカバーだ。

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 手触りの良さで言えば「印傳のような紙のブックカバー」もなかなか良い。山梨県の名産品に鹿の革に漆で模様をつけた「印傳(いんでん)」という商品があるが、紙に特殊な印刷方法で模様を描いたこの商品は手触りがとても良い。

 ただし、他の紙製ブックカバーよりも若干耐久性がなく、使っているうちに早い段階で角が擦り切れてくるのは、価格を考えても致し方のないことだろう。そこを踏まえても、使っていて手触りの心地良さは抜群だと思う。